- 春萌 -
氷で一枚。
冷凍庫で凍らせた氷を容器から取り出す際、偶然にも氷が立った状態に。
普段氷の面は水平に(つまり横に)なるのだが、今日は垂直になる。
日差しのあたり具合が90度変わる訳で、普段とは違う発色具合にカメラを向けた。
さて、視線誘導について、今日は視線の動きを誘導する要素についてまとめておく。
1.目線や顔の向き
人に限らず、動物や昆虫の「眼」が向いている方向(目線)に(眼を起点として)視線は誘導される。眼が見えないときは顔の向きが同じような効果を生む。顔ではない物でも顔のように見えるもの(花とか石のシルエット等)は、同様の効果を生む。
有方向(起点=眼や顔)であることがこの要素の特徴。
誘導の強さは、目線>顔>顔のように見えるもの、である。
2.矢印
矢印はまさにその方向に視線を誘導する。自然界に矢印は存在しないが、人の指差しは矢印と同じ効果を生む。また、矢印を連想させる三角形様の形状や配置も同様である。
これも有方向の要素で、誘導の強さは、人の指差し>三角形様の形状や配置である。
3.線
視線は線に沿うように誘導される。ただし、線や他の要素が誘導する方向に対して垂直に交わる線はそこで視線を遮る効果を生む(写真の端も同様の効果がある)。
また、水平に引かれた線は、水平線や地平線を連想させ(左右の視線の動きを誘導するが)安定感を感じさせる。
一方、水平でない傾いた線は、傾きに比例して強く視線の動きを誘導する。
直線のほうが曲線より強く誘導するが、共に、無方向(起点がない)である。
4.フレーム(写真の形)
正方形のフレームは動きを誘導しない。横長のフレームは左右の動きを誘導する。縦長のフレームは上下の動きを誘導するが、これは縦書きの文化がある東アジア圏だけとの説もある。基本無方向だが、文字を書く影響で、左→右、上→下の傾向はある。
以上4つの要素の強さは、1>2>3>4である。
【撮影データ】
TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/160, ISO = 400, AE = +/-0,
Color temperature = 5100K