2026年3月12日木曜日

2026年3月12日~March 12, 2026


- Two Curves -

チューリップが大きくなってきた。
来月早々には花が咲きそう。
植物相手の撮影は多くの場合一年に一回。
チューリップをモチーフに使うのもほぼ一年ぶり。
最初は撮影勘が戻らず画作りに苦労する。
こういうときは根気よく粘るに限る。
次第に感覚が戻ってきて画になり始めた。
葉っぱ全体に日が当たっている個体より、木漏れ日のように部分的に当たっているほうが好みに合う。
木漏れ日は刻一刻と場所を変える。
一箇所に陣取って、刻々と変わる日の様子を見ながら画にできそうなポイントへカメラを向ける。
時の経つのを忘れるが、体のほうが悲鳴をあげた。
同じ態勢を保っていると筋肉を痛める。
ほどほどに。


【撮影データ】
TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/1000, ISO = 800, AE = -1, 
Color temperature = 4550K


 

2026年3月10日火曜日

2026年3月10日~March 10, 2026

 


- 回帰点 -

ポリメチルペンテン製のラップフィルムで一枚。
このフィルムは腰が強く、粘着性は乏しいのが特徴。
シート一枚よりは複数枚を重ねて使ったほうが表現の幅が広がる。
やはり光の反射率は高いので、日差しの反射光が直接カメラに届かないアングルを探るのがポイント。
反射光が直接カメラに入るとそこが白飛びするか、飛ばないように露出を調整すると周りが黒く落ちて単調な画になりやすい。
ファインダーを覗いて強く光るポイントがあれば、カメラを左右に振ってそのポイントの光り具合を見て調整する。
露出オートに設定していれば、カメラを動かすごとに画が変わる(シャドウ部に色が現れるなど)のでわかりやすい。
ミラーレスならではの技だ。
ただ、今日は風が強く、すぐにフィルムが飛ばされて画作りどころではない。
この一枚、手応えがあったので早々に撮影を切り上げた。
このモチーフ、風には弱い。


【撮影データ】
TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/320, ISO = 400, AE = +/-0, 
Color temperature = 5750K


2026年3月9日月曜日

2026年3月9日~March 9, 2026


- 困惑の地平 -

ポリ塩化ピニリデン製のラップフィルムで一枚。
このラップフィルムは粘着性が強い(互いにくっつきやすい)ので、フィルムは一枚でいい。
重ねなくとも勝手に重なってしまう。
どちらかというと、トレイなどの支持具でフィルムを張りなるべく平面になるようにしたほうが表情がでる。
光の反射率は高いので、鋭角な部分があると強くひかりコントラストの大きな画になってしまう。
日差しの反射角を外したアングルから狙うほうがよさそうだ。
黒いトレイにフィルムを張り、それを低いアングルから狙って一枚。
反射光が強いところは白飛びしやすいので、露出はマイナス補正し、露出が足りないところはRAW現像時に回復している。
ピントは奥(遠くのところ)に合わせて奥行き感を演出した。


【撮影データ】
TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/800, ISO = 400, AE = -1, 
Color temperature = 5600K


 

2026年3月8日日曜日

2026年3月8日~March 8, 2026

 


- 光のせせらぎ -

ポリ塩化ビニリデン製のラップフィルムで撮った一枚。
撮影の最中に日差しが厚い雲に遮られた。
辺りを包んでいた強いコントラストが消え、代わりに現れたのは、淡く、どこか物憂げな光の表情だった。
ISO感度設定を調整する猶予などなく、目の前の静寂を逃すまいとシャッターを切った。


【撮影データ】
TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/50, ISO = 100, AE = +/-0, 
Color temperature = 5350K


2026年3月7日土曜日

2026年3月7日~March 7, 2026

 


- 光痕 -

ポリメチルペンテン製のフィルムは鋭角的な表現が特徴。
一方で、鋭角的ゆえ光を得られる部分が線的で強く光るため、背景が黒く落ち単調になりやすい。
そこでフィルムを何枚も重ね多層的な構造を作る。
今回は3枚重ねてみた。
フィルムは密着させるのではなく、フィルムの間に空間を作り遠近をつけるのがポイント。
前後のフィルムが作るボケをうまく配し、単調さを回避できる。


【撮影データ】
TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/2500, ISO = 100, AE = -1, 
Color temperature = 5600K


2026年3月6日金曜日

2026年3月6日~March 6, 2026

 


- 記憶のプリズム -

春に3日の晴れなしのことわざ通り、雲の多い一日に。
朝のうちは雲間から日差しがあったので、それを使ってラップフィルムで画作り。
今日はポリメチルペンテン製のフィルムを使用。
ポリ塩化ピニリデンより腰が強く、粘着性がないので鋭角的な造形に適している。
よく光を反射している部分を、なるべく低いアングルからカメラを向けた。
アウトフォーカスにすることで鋭角的な部分で反射した光が作る造形を主題に、奥行きからくるボケによるグラデーションを活かして画作りしてみた。


【撮影データ】
TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/1600, ISO = 250, AE = +/-0, 
Color temperature = 5150K


2026年3月5日木曜日

2026年3月5日~March 5, 2026


- Rainbow Night -

5時間ほど冷凍庫で冷やし、未凍結の水を捨ててから新たな水を継ぎ足す。
そんな工程を経て、いつもの容器いっぱいに氷を作ってみた。
結果として、中心の白濁が抑えられた「透明な部分」は、これまでの挑戦の中で最も大きく、美しく仕上がった。
しかし、欲張って水を満杯にしたのが仇となったのか、水の膨張に耐えきれず、愛用の容器は無残にも破れてしまった。

改めて調べてみると、透明な氷を作る秘訣は「24時間ほどかけてゆっくりと凍らせること」と、「すべてを凍らせず、不純物が集まる前に取り出すこと」にあるらしい。
マクロ撮影では、掌に乗る程度の氷で十分だ。
そうなると、次は容器の選定から水の量、そして冷凍時間の調整が必要になりそうだ。

その氷を2つに割り、重ね、その重なり越しに背景の光を覗き込んでみた。
すると、上下の氷の表面が複雑に光を反射し合い、まるでプリズムのように幻想的な光景が広がった。


【撮影データ】
TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/3200, ISO = 200, AE = -0.7, 
Color temperature = 5200K


 

2026年3月12日~March 12, 2026

- Two Curves - チューリップが大きくなってきた。 来月早々には花が咲きそう。 植物相手の撮影は多くの場合一年に一回。 チューリップをモチーフに使うのもほぼ一年ぶり。 最初は撮影勘が戻らず画作りに苦労する。 こういうときは根気よく粘るに限る。 次第に感覚が戻ってきて画...