- 亀裂 -
ラップフィルムで一枚。
緑色に輝く部分にフォーカスして画作りしてみた。
しばらくぶりに視線誘導について書いてみる。
視線誘導の考え方は、Webデザインの世界に始まったと思っている。
その世界では「3秒ルール」という経験則がある。
Webページの閲覧時間は1ページ当たり3秒以内だ、というのがそのルールの内容。
3秒以内に的確に情報が伝わるデザインでないと、閲覧者は逃げてしまう=商品やサービスの売上に繋がらないため、3秒で伝わるデザインの研究が進んだ。
それを写真の画作り、特に、フレーミングに活用しようというもので、残念ながらまだ未完成である。
が、この2-3年の経験からいくつかわかってきたことをまとめてみたい。
まず、視線誘導の基本法則として
「鑑賞者は、一番最初に、画の中で一番明るいところを見る」
という法則。
これを認めることで、視線誘導(どこから見てもらうか)のスタートポイントを決定することができる。
この法則は、次のような人の眼の構造によるもとの考えられる。
人の眼は、眼の中央辺りが感度がよく、色の識別や細かな構造を識別できる。
周辺は基本的に明暗の識別しかできない。
そこで、最初は視野全体を広く見、一番明るいところに眼を向けてそこを集中的に細かく見ようとし、そこから徐々に暗い方向に眼を向けて、さらに情報を得ようとする。
つまり、明→暗という方向に視線が動くということだ。
これを視線誘導の第二法則としよう。
「鑑賞者の視線は、明→暗へと動く」
ただ、明→暗の変化はゆっくりとしたものである必要がある。
急に暗くなる方向(この画では明るい緑の部分の左右)には視線は動かない。
視線が動くことの効果は、画が動いているかのような錯覚が起きること(と思われる)。
つまり、動きのある表現ができる(と期待したい)。
明暗以外に視線を誘導する要素は多々ある(以前にもまとめた)が、長くなってきたので次回にしたいと思う。
【撮影データ】
TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/1250, ISO = 400, AE = +/-0,
Color temperature = 4950K