2023年12月31日日曜日

2023年12月31日~Dec 31, 2023


- For A New Year -

2023年最後のお題は、一枚だけ色づいた南天の葉っぱです。
その葉っぱを真横から狙いました。
雨の名残の水滴がついていましたが、水滴にピントを合わせるとイメージの収束がおきて抽象度が落ちるのでやめました。
空はどんよりと曇り、時折、雨が降るような天気。
光が少ないので、少しだけ明るい90ミリマクロを中間リングなしで使いました。
180ミリも90ミリも撮影倍率は1:1なので、最短撮影距離で撮影すれば同じ大きさに写ります。
接写する限りにおいては、90ミリの方が軽く取り回しが楽です。

・90ミリは近づくことができる被写体には使い勝手がいい

ただし、90ミリは被写体から30cmまで近づかないと最大撮影倍率を得られないので、物理的に近づくことができない被写体には使えません。
例えば、ユッカは葉っぱが長細く、葉の先端から狙うとレンズが葉に当たってしまって撮影に支障をきたします。
南天の葉っぱは奥行きがないので、90ミリでOKでした。
南天は、その語呂から「難を転ずる=福来たる」ということで年末年始に重宝される植物です。
皆様にも良い新年が来ますように


【撮影データ】
TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 on monopod
Shutter Speed = 1/320 sec, ISO = 800, AE = -1.00, 
Color temperature = 4050K


 

2023年12月30日土曜日

2023年12月30日~Dec 30, 2023

 


- 夜明け -

木漏れ日の下、羊歯の葉っぱの上に朝露(?)の名残を見つけて一枚。
水滴に反射した光を暈すと、色々な形のボケが現れます。
反射光はアングルがある程度限定されるので、まず、ボケが現れるアングルにカメラを固定。
次に、そのボケの大きさや明るさを見ながら、全体の画作りを考えてカメラと被写体との距離、そして、ピント位置を決めます。
羊歯の葉っぱに埃?かなにかついていたみたいで、いいアクセントになりました。
こういう偶然性もマクロ撮影の面白みです。


【撮影データ】
TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/640 sec, ISO = 800, AE = -1.00, 
Color temperature = 4250K


2023年12月29日金曜日

2023年12月29日~Dec 29, 2023


- SpinUp -

今日のお題はユッカの葉っぱです。
葉っぱの右側から日差しがあたっていて、そこを暈して造形としました。


【撮影データ】
TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/800 sec, ISO = 800, AE = +/-0, 
Color temperature = 3400K


 

2023年12月28日木曜日

2023年12月28日~Dec 28, 2023

 


- 秘密 -

今日のお題はサザンカの花です。
花の右側から日差しが差し込んでいて、花びらを透かして花の根本あたりが光っているところを接写しました。
今日のテクはRAW現像に関する技術です。

・赤は暗めに仕上げたほうが、赤っぽく見える

撮影時の露出は、どちらかというと白飛びや黒つぶれを避けるように決め、RAW現像で適正な露出に調整するほうが、綺麗に表現できます。


【撮影データ】
TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/400 sec, ISO = 800, AE = +/-0, 
Color temperature = 3850K


2023年12月27日水曜日

2023年12月27日~Dec 27, 2023

 


- Organism -

今日も自然には氷はできなかったので、冷凍室で30分程冷やして作った氷を使いました。
直射日光のコントラストを和らげるのに、半透明のプラスチックシートはコントラストを下げ過ぎて暈けを活かした撮影には向かないことは、過去二回の試験でわかったことでした。
そこで今日は偏光シートを二枚重ねて見ることにしました。
今日の作品は、ギラギラと輝いている氷表面を撮った一枚ですが、シャッタースピードがカメラの限界である1/8000秒より遅くても白飛びなく撮影できました。
全体の発色具合からすると、ある程度コントラストが抑えられたような感じです。

・偏光シートを同じ方向に重ねると、コントラストを和らげることができる(かも)

直交させる(縦横に重ねる)と光が遮断されてしまうので、同じ方向が肝要。
偏光シートは表裏あるのですが、あまり関係なさそうでした。


【撮影データ】
TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/5000 sec, ISO = 100, AE = -1.00, 
Color temperature = 5450K
Using polarizing sheet and PL filter


2023年12月26日火曜日

2023年12月26日~Dec 26, 2023

 


- New Stage -

今朝は冷え込みも緩み、外においた洗面器には氷は張りませんでした。
そこで、冷凍庫に水を張ったトレイを入れて作った氷で撮影です。
昨日使ったシートより透明度の高いシートを偏光シートの前に被せましたが、コントラストが落ちすぎて期待した効果は得られず失敗。
直射日光による強い光をカットしたいのですが、別の素材を試す必要ありです。
反射光が直接カメラに入るアングルを避け、斜めから狙った一枚。
さて、本日の収穫は、

・冷凍庫で30分程冷やすと、マクロ向きの1mmくらいで面白い造形の氷を作ることができる

水は普通の水道水を、水温4~5度でしょうか、トレイに3センチ程水を張って作りました。
水面がまだ完全には凍り切っておらず、水の結晶のような細長い形状が得られました。


【撮影データ】
TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/100 sec, ISO = 800, AE = -1.00, 
Color temperature = 6500K


2023年12月25日月曜日

2023年12月25日~Dec 25, 2023

 


- 習作(虹の欠片) -

今朝も冷え込んだらしく、外に置いた洗面器に薄氷が張りました。
雲ひとつない晴天。
雲がなければ別のもので日差しを遮ればいい。
磨りガラス状のプラスチックシートを、偏光シートの前(太陽-プラスチックシート-偏光シートの順)に付けてみました。
因みに、後ろ(太陽-偏光シート-プラスチックシートの順)に付けると、偏光が乱れるようで発色しなくなります。
コントラストが抑えられ、結果として発色が良くなります。
が、暈けによる造形がなく、どちらかというと多深度合成でパンフォーカスにするほうがあっていそうです。

・磨りガラス状のシートで遮光すると、多深度合成向きの発色を得ることができる

ピント位置を変えた8枚の画像を合成して創りました。
次はもう少し透明度の高いシートを使ってみたいと思います。

【撮影データ】
TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/200 sec, ISO = 800, AE = +/-0, F/10
Color temperature = 5200K


2023年12月24日日曜日

2023年12月24日~Dec 24, 2023

 


- Holy Morning -

今日のお題はサザンカです。
日差しが葉っぱに透けて輝いていたので、それを主題にまとめてみました。
今のカメラは、縦横上下を自動的に検出して記録してくれます。
PCでその画像を見ると、記録されたデータに従って、縦横、上下を判定し表示されます。
縦横の自動判定は、風景写真等では便利な機能です。
さて、マクロ撮影には、決められた上下左右はありません。
一度、画像を回転、反転させて見ると意外な発見があったりするのでおすすめです。

・PCモニターに表示された画像は一度回転、反転させて見ると、意外な発見がある

今日の作品も180度回転しました。

【撮影データ】
TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/800 sec, ISO = 800, AE = -1.00, 
Color temperature = 4400K


2023年12月23日土曜日

2023年12月23日~Dec 23, 2023

 


- 乱舞 -

昨日に続いて朝方の冷え込みで、外に置いた洗面器に氷が張りました。
ただ、昨日ほど冷え込まなかったようで、1mm程の薄い氷でした。
日差しも時折雲に隠れる天気。
今一つの撮影条件でしたが、発見もありました。

・氷は薄い(1mm)ほど発色は良くなる

ただし、造形は単調になりがちなので工夫が必要です。
肉眼で確認しながら、面白そうな造形が期待できるところを丹念に探します。

・日差しは薄雲を通したくらいのほうが、白飛びを避けられる

日差しは、雲から出たり隠れたりの状況でしたが、多少雲にかかったくらいの日差しのほうが撮影には向いていることがわかりました。
強い日差しの元では、露出をマイナス補正しないと白飛びしてしまいますが、今回は補正無しで行けました。
背景も潰れないので、表現の幅が広がりました。

【撮影データ】
TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/2500 sec, ISO = 200, AE = +/-0, 
Color temperature = 5050K
PLフィルター、偏光シート使用


2023年12月22日金曜日

2023年12月22日~Dec 22, 2023


- 光の森 -

TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/500 sec, ISO = 400, AE = -1.00, 
Color temperature = 4430K

氷点下の朝になり、庭に出しておいた洗面器に氷ができました。
その氷を使って一枚。
腕が鈍らないように、ほぼ一年ぶりに多深度合成を試してみることにしました。
F10まで絞り込みました。
ピント位置を(奥から手前に)変えた5枚のイメージを合成しました。
5枚それぞれにピントがあっている領域を抜き出して合成するのですが、ここが一番手間がかかるところです。
去年は、Photoshopの選択範囲>焦点領域で取り出し、足りない部分を足し、余分な部分を削除する作業を手作業で行っていたのですが、Photoshopツールの精度がとても悪い。
最初から目で見てピントがあってそうな領域を選択したほうが早い。
その際、上に被せたレイヤーの画像がどこまでなのか(その下になる部分は見えないので気にしなくていい)、その境目が分からなかったのですが、レイヤの属性を「乗算」にすると黒く落ちて一目で分かることを発見。
その境界近くでピントがあっている領域を探せばいいので効率、精度ともUPできました。

・レイヤの属性「乗算」を使うと上のレイヤ領域がすぐわかる

勿論、作業が終わったら「乗算」→「通常」に戻します。


 

2023年12月21日木曜日

2023年12月21日~Dec 21, 2023

 


- 昼と夜 -

TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/640 sec, ISO = 320, AE = -1.00, 
Color temperature = 4400K

今日のお題はサザンカです。
時折日差しが雲に隠れる天候、日差しが少し雲に隠れる瞬間を待って一枚。
直射日光ではコントラストの大きな画になりますが、雲に少し遮られた柔らかい日差しを使うと色が潰れないで出てきます。
今日のテクは、日差しの使い方に関する技術。

・雲の間から差し込む柔らかい日差しを使うと、カラフルな(あるいはハイキーな)画を作ることができる


2023年12月20日水曜日

2023年12月20日~Dec 20, 2023

 


- Future -

TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/1600 sec, ISO = 320, AE = -1.00, 
Color temperature = 3150K

マクロ撮影中、一番気をつけているのはシャッタースピードです。
特に中間リングを入れていると撮影倍率が上がり、よりブレやすくなります。
ミラーレスはシャッターを切ると、その場(ファインダーの中)に今撮影された画像が表示されます(カメラの設定による)。
その画像にどうもシャープさに欠けるなぁ、と思うとシャッタースピードが遅くなっている場合が多いです。
ミラーレスは、露出をエミュレートしてファインダーに表示するので暗くなっているのに気が付きにくい。
表示されているシャッタースピードの値を常に確認しながらISO感度を調整しています。

・ISO感度を2倍するとシャッタースピードも2倍早くなる

ISO感度が100で、シャッタースピードが1/500秒なら、ISO感度を200にするとシャッタースピードは1/1000秒になる、ということです。
マクロ撮影は小さなところを見ているので、ファインダーから目を外すと、被写体を見失ってしまうことが多々あります。
ファインダーを覗きながら、このISO感度の変更ができるように練習しておくと、ファインダーから目を外すことなくシャッタースピードの調整ができ、被写体を見失ってしまうことがなくなりました。


2023年12月19日火曜日

2023年12月19日~Dec 19, 2023

 


- イリュージョン -

TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/5000 sec, ISO = 100, AE = -1.00, 
Color temperature = 4300K

偏光シートを使うと、氷の表面で反射する光に色が付きます。
太陽の光が偏光シートにあたる角度を変えると、この反射光の色を変えることができます。
偏光シートは地面に垂直に置くしかないので、そのときの太陽高度によっても光の角度が変わり色が変化します。
また、反射光には色々な成分の光が混ざっているようで、レンズにつけたPLフィルターの角度でも色が変わります。
物理学的にきちっと定式化できるはずですが、ちょっとパラメーターが多くて、こうすればこういう色がでる、とその関係性を整理できていませんが、

・偏光シート、PLフィルターの角度を変えると色を変えることができる

色は肉眼である程度確認できるので、色を見ながらいろいろといじってみるといいでしょう。


2023年12月18日月曜日

2023年12月18日~Dec 18, 2023

 


- 青の印象 -

TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/1250 sec, ISO = 800, AE = -1.00, 
Color temperature = 5800K

日差しのない寒い一日になりました。
晴れ間を期待して氷を作っておいたのですが、他に被写体もないので、曇の柔らかい光での氷撮影に挑戦してみました。
コントラストが小さいので、ふんわりとした印象の画になるのがこの光の特徴です。
いつものように偏光シートとレンズ側にPLフィルターは使いました。
曇の日は、直接太陽から差し込む光が少なく、反射して周りから回り込んでくる光の量が相対的に多くなるので、偏光シートやPLフィルターの効きは小さくなります。
光の(色の)濃淡を探りながら、ファインダーに飛び込んできた青い炎のような光を捉えて一枚まとめてみました。
さて、今日のテクはRAW現像に関する技術です。

・グラデーションに現れる色の斑ノイズ(数ピクセル大のブロック状の色ムラ)は、テクスチャと明瞭度の値をマイナスにすることで消せる

この調整を行うと、ピンぼけのようなメリハリのない画になってしまうので、斑ノイズが載っているところだけ限定で使う必要があります。


2023年12月17日日曜日

2023年12月17日~Dec 17, 2023

 


- First Twinkle -

TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/500 sec, ISO = 200, AE = -1.00, 
Color temperature = 4300K

3日ぶりに日差しのある一日でした。
風が強く冷たい冬らしい日に。
サザンカの枝が揺れるくらい風が強く、寒い中風が収まるのを待っての撮影になりました。
少しだけ木漏れ日があたり、棘が一つだけ光っている葉っぱを見つけて一枚。
今日のテクは、フレーミングに関する技術です。

・フレームの対角線上に被写体を配置すると、動きのある画にできる

ひとつだけの宝石ボケは真ん中に配置して強調、ただ、いわゆる日の丸構図の退屈さを避けるために葉っぱの葉脈を対角線上に配置して変化をつけてみました。


2023年12月16日土曜日

2023年12月16日~Dec 16, 2023


- 欲望 -

TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 on monopod
Shutter Speed = 1/125 sec, ISO = 800, AE = -1.00, 
Color temperature = 5000K

今日のお題も赤いグラスに入れたシャボンの泡です。
グラス越しに、中のシャボンの泡を狙ってみました。
ピント位置が難しかったのですが、どこかにピントをあわせる、というよりは黒や赤の広がり具合を見て決めました。
さて、今日のテクは、RAW現像の技術です。

・ノイズを加えると物質の質感を出すことができる

逆に、ノイズを消していくと、プラスチックのような質感になります。
この作品では、マグマのようなゴツゴツした岩石がどろどろに溶けた様を表現したく、あえてノイズを加えてみました。


 

2023年12月15日金曜日

2023年12月15日~Dec 15, 2023

 


- 獄 -

TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 on monopod
Shutter Speed = 1/320 sec, ISO = 800, AE = -1.00, 
Color temperature = 5500K

予報は雨のち曇り。
日差しは望めそうになかったので、室内でテーブルフォトすることに。
被写体は最近ハマっている色グラスにシャボン玉。
ちょっと細かめの泡を作って、グラスの上から、窓からの光は写真の左側からくる位置での撮影です。
泡の壁に浮き出る模様は、ピントがあっていると奇妙な模様が現れ、ボケると虹のようなボケになります。
基本、暗いので、開放F値の小さな90ミリマクロを使用しました。
それでも、ISO感度800で、1/320secまでしかシャッタースピードは上がりませんでした。
今日のテクは、手ブレ防止の技術。

・シャッターボタンは「押す」のではなく「触る」とブレにくい

ボタンなので押したくなりますが、そうすると力が入ってカメラがブレます。
シャッターが切れないようにフェザータッチでボタンに触れ、そこから少し強めに触れるだけでシャッターは切れるようになります。
なるべくフェザータッチで切れるように、これは、何度も練習する必要があります。
そして、最後は、

・何枚も連写して、ブレていないものを選べばスローシャッターでもブレていない写真が撮れる


2023年12月14日木曜日

2023年12月14日~Dec 14, 2023

 


- 星降る -

TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 on monopod
Shutter Speed = 1/1250 sec, ISO = 200, AE = +/-0, 
Color temperature = 3800K

今朝は霜が降る所にいました。
日影では霜はキラキラ輝かないのですが、日差しを受けるとすぐに溶けて行ってしまいます。
木陰等日が差していない所で面白そうな被写体を探し、ファインダーを覗いてある程度フレーミングを決めておきます。
あとは、影が動いて日が差してくるのを待ち、シャッターを切るのですが、日が差さないとどこがキラキラするのか分からないので、結局、フレーミングはやり直すことになることも多かったです。
どんどん溶けていくので、迷っているうちに溶けてしまうことも。
そんなトライアンドエラーを繰り返して撮った一枚です。

今日のテク。RAW現像テクです。

・色温度を下げる(小さな値にする)と氷っぽくなる


2023年12月13日水曜日

2023年12月13日〜Dec 13, 2023

 


- 北風 -

TAMRON SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 on monopod
Shutter Speed = 1/640 sec, ISO = 800, AE = -1.00, 
Color temperature = 3830K

クリスマスローズの葉っぱが冬枯れでいい色をつけていたので狙ってみました。
日陰になっていたので、90ミリマクロに代えて撮影。
開放F値が180ミリより小さい(明るい)のと、軽いのでブレにくいです。
今日のテクニックはこれ

・葉っぱはその先っぽから水平(断面をみるような位置)に狙い、ピントを葉っぱの中程に合わせると、抽象的で面白い画が撮れる

北風の冷たさを表現するため、色温度は下げてみました。


2023年12月12日火曜日

2023年12月12日~Dec 12, 2023


- 浮遊 -

TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/500 sec, ISO = 640, AE = -1.00, 
Color temperature = 4300K

朝方まで雨が降り、午前中はどんよりと曇り。
あまりに光がないので、午後になれば日差しが出てくる、との予報を信じて待つことに。
日差しを待って、サザンカの葉っぱのキラキラを狙いました。
アクセントに蕾の赤を添えました。
今日のテクニックはRAW現像に関するものです。

・かすみの除去を行った後、白レベルをプラスに、ハイライトレベルをマイナスに調整すると透明感が増す

かすみの除去機能は、Adobe社のソフトLightroomやカメラRAW限定の機能かもしれませんが、白レベル、ハイライトレベルを調整するだけでも効果はあります。


 

2023年12月11日月曜日

2023年12月11日~Dec 11, 2023

 


- 魅惑 -

TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/4000 sec, ISO = 200, AE = -1.00, 
Color temperature = 5550K

シャボン液を赤いグラスに入れ泡を作って外へ持ち出しました。
雲の多い空でしたが撮影中に日差しが差してきて、こんなカラフルな丸暈けを作ってくれました。
撮影テクニック

・シャボン液をグラスに入れて泡立て、日差しにかざすとカラフルな丸暈けが作れる

お試しください。


2023年12月10日日曜日

2023年12月10日~Dec 10, 2023

 


- 夢幻 -

TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/320 sec, ISO = 200, AE = +/-0, 
Color temperature = 4000K

今日のお題もサザンカですが、花の方に焦点を合わせてみました。
撮影テクニック、

・日差しに対して横(太陽を正面ではなく、右か左に見る位置)から狙うと、葉っぱからの反射光を弱めることができる

完全逆光から狙うと、玉ボケの輝きが強すぎて花の中の蕊は黒く落ちてしまいます。
蕊は小さくピントを合わせるのは大変ですが、

・ピントはピントリングを動かすのではなく、息を吐きながら体を前後に動かして合わせると狙いの被写体に合いやすい

さらに、

・ピント面が狙いの被写体を前後するように体を動かし、体を動かしながら連写するとドンピシャの一枚が撮れる

人の体は大きく動かしたほうが、スムースに(ブレが少なく)なるのでピントを合わせやすくなります。
息を吐きながら動かすと、より効果的です(余分な力が抜けるからだと思われます)。
ファインダーを覗きながら、ピント面が狙いの被写体を通過するタイミングを見計らってシャッターを切ります。
ちょっと練習が必要ですが、ピント精度が格段に上がりますよ。


2023年12月9日土曜日

2023年12月9日~Dec 9, 2023

 


- 月と太陽 -

TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/4000 sec, ISO = 200, AE = -1.00, 
Color temperature = 4800K

今日のお題はサザンカです。
サザンカを撮るときの注意事項は白飛びです。
棘や葉っぱの表面は鏡のように強く日差しを反射するのでとても飛びやすい。
そこで、撮影テクニック

・測光モードはハイライト優先にし、露出をマイナス補正すると白飛びを防ぐことができる(可能性が高い)

ミラーレスだと白飛びの状況はファインダー内で確認できますし、一眼レフなら撮影後にデータをカメラのモニターに表示して、白飛び状況を確認し、補正が不十分なら追加しながら撮影します。

実は、このテクニックはRAW現像テクニックと一緒に使います。
それは、

・マイナス補正した画像は、RAW現像で露出をプラスすることで露出を適正にすることができる(する必要がある)

です。この時、

・画像のヒストグラムの右端に角が出るほどに露出をプラスすると白飛びする
 (逆に言うと、角がでない範囲で露出をプラスするということです)
・露出が足りなければ、シャドウレベルをプラスにすると白飛びを避けながら露出をプラスできる
・そうすると画像にメリハリが少なくなるので、かすみの除去をプラスにするとメリハリをつけることができる

実際は、マスク(マスクがかかっているところだけ効果が得られ、かかっていないところはそのままにできる機能)をかけて、部分的に上記のテクニックを適用することでよりメリハリの効いた画像を作ります。
今日の作品は、真ん中の大きなボケが強く輝いていて、そこが飛ばないように露出を決定しています。
RAW現像時に、そのボケの露出は抑え、他はプラスすることでメリハリのある作品としました。


2023年12月8日金曜日

2023年12月8日~Dec 8, 2023

 


- Proceeding -

TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/800 sec, ISO = 320, AE = -1.00, 
Color temperature = 5200K

技術を、「◯◯すれば□□できる」という形で書き出しておくと、忘れにくいというメリットがあります。
忘れても書き物を見直せば思い出せます。
また、〇〇すれば、というところを色々変えてみることでその技術を改良していくこともできます。
今日のお題も氷です。
今日使った技術(氷関連)をまとめておくと、

・冷凍庫にプラスチックの器に水を入れ1時間~1時間半ほど冷やせば、撮影に最適な薄い氷ができる
 (今日使った器が金属製で、1時間冷やすと氷が厚すぎました。氷が厚いと、薄膜による発色が起きなくなります)
・偏光シートを被写体の前(太陽側)に置くと、反射光に色をつけることができる
 (偏光シートには裏表があって、裏側を太陽に向けると偏光しません。つまり、色が付きません)
・偏光シートで着色した反射光は、偏光シートと太陽との角度を変えると色を変えることができる
・偏光シートで着色した反射光は、レンズに付けたPLフィルターで消すことができる
 (PLフィルターの角度を変えることで、色の強度を変えられるということ)

撮影時やRAW現像時の技術もあるのですが、長くなるので別の機会に。


2023年12月7日木曜日

2023年12月7日~Dec 7, 2023

 


- ジレンマ -

TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/3200 sec, ISO = 100, AE = -1.00, 
Color temperature = 4250K

多くの芸術がそうであるように、写真も技術です。
「技術」と言うとエンジニアリングぽい響きがありますが、テクニック(芸)と書くとどうも「見て盗め」的なニュアンスが強くでるので、あえて「技術」としました。
勿論、美的センスというか美を感じる感覚みたいなところもあると思いますが、それは作品の良し悪しの10%も関係していない、というのが僕の感覚です。
で、技術なので、それは言葉にすることができます。

〇〇すれば□□できる

てな感じ。
例えば、今日のお題の氷に関する技術を書いておくと、

1.偏光シートを使うと発色を派手にできる
2.レンズのPLフィルターは、水による日差しの反射光を遮ることができ、画のコントラストを上げられる
3.測光モードはハイライト優先にしたほうが、白飛びを防ぎやすい

等々。
言葉にすることは、ちょっと面倒だし、少し言語能力が必要、しかもこうした技術は山のようにあるので、(芸は)「見て盗め」とか「センスの問題」とか言って誤魔化してきたところがあるように思います。
技術なので、当然、難易があって、難しい技術を習得するためには、それなりに練習が必要です。
でも、難しいが故に誰もができることではないので、独自の表現ができる、ということのようです。
(エンジニアリングの方の)技術の進歩で、今や、写真はシャッターを押せば、誰でも撮ることができるようになりましたが、カメラ(の技術)がカバーできない技術を使って、あるいは、開発して独自の表現を追求したい、というのが僕の考えです。
さて、今日のお題は氷で、いつも使っている偏光シートは使いませんでした。
氷は空気抜きの穴の空いた黒い椅子の上に置いて、氷が溶けた水がたまらないようにしました。
これで、余分な反射光が取り除けます。
発色は、氷が薄いところで起きている(シャボン玉と同じ)と思われ、レンズにつけたPLフィルターで周りの反射光の消し具合を調整することで画作りができることがわかりました。
今日は、気温が高すぎ(10度くらい)て氷の溶け具合が早すぎたので、次回は、もう少し気温が低いときに試したいと思います。


2023年12月6日水曜日

2023年12月6日~Dec 6, 2023

 


- 習作(コマツナ) -

TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/200 sec, ISO = 400, AE = +/-0, 
Color temperature = 3700K

一度撮ってみたかった小松菜の根っこ部分の断面。
昨夜、青菜炒めを作ったので、その根っこを利用しました。
水をいれた緑色のグラスに根っこの切り株を複数浮かべ、光の加減をみながら移動して撮りました。
窓際で、日差しを少し影にして撮ったのがこの一枚。
断面の質感とか、幾何学的な配列とか表現してみたかったのですが、いかがでしょうか?


2023年12月5日火曜日

2023年12月5日~Dec 5, 2023

 


- Miracle World -

TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/1250 sec, ISO = 400, AE = -1.00, 
Color temperature = 5600K

今日は朝からどんよりと曇り、肌寒い一日になりました。
こういう時は被写体に困るのですが、色の付いたグラスにシャボン液を入れてブクブクを試してみることに。
今日は、薄緑色のグラスを使います。
光が少ないので、外に持ち出して黒いプラスチックの上にセットして撮影スタートです。
どうしてもメリハリが少なくなるので、RAW現像で補っています。
グラス越しに、中のシャボン玉を撮影。


2023年12月4日月曜日

2023年12月4日~Dec 4, 2023

 


- Toward Tomorrow -

TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/2500 sec, ISO = 200, AE = -1.00, 
Color temperature = 5000K

今朝は今シーズン一番の冷え込みだったようで、気象台では初氷が観測されたとか。
氷のシーズンが到来です。
勿論、天然の氷はできていないので、冷凍庫で1~2時間ほどで作ったものを使いました。
氷が発色するメカニズムは、実は、まだよく理解できていないのですが、シャボン玉と同じく水の薄膜が関係しているのは間違いなさそう。
実は、春になり暖かくなると、どうも発色が悪くなる。
気温が高くなると氷が溶けるスピードが早く、水の膜が厚くなるので発色しないのではないかと推測しています。
もう一つ、偏光シートを通した光を当てると、反射する光に色が付きます。
これは水の薄膜とは関係なく、別のメカニズムで発色していると思われます。
レンズ側にもPLフィルターをつけます。
これは主に、氷や溶けた水からの反射光を取り除き、コントラストを上げる目的で使います。
なお、偏光シートで色づいたところはPLフィルターの角度を変えると消えてしまいます(つまり、偏光しているということ)が、水の薄膜でできたと思われる発色は消えません。
コントラストが良くなる分、はっきりと色が見えるようになります。
今日の作品は、偏光シートとPLフィルター両方を使っています。


2023年12月3日日曜日

2023年12月3日~Dec 3, 2023

 


- 冬の朝 -

TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/1000 sec, ISO = 800, AE = +/-0, 
Color temperature = 5350K

今シーズン初めてメジロがサザンカの木に飛んできました。
厳密には、飛んできているのを初めて見つけた、というのが正しいところですが。
サザンカの花の蜜を狙って、毎冬、何羽か複数やってきます。
今日は一羽しか見なかったので、先見にやってきたのかもしれません。
今頃仲間に、「そろそろあそこはOKだ」なんて報告しているかも。
そんなサザンカの花越しに、葉っぱのきらめきを狙って一枚まとめてみました。
ピントは宝石ボケが一番綺麗になる所に決めました。
ボケが小さいと白くなり、大きいと見えなくなってしまいます。


2023年12月2日土曜日

2023年12月2日~Dec 2, 2023

 


- 歓喜の唄 -

TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/1600 sec, ISO = 800, AE = +/-0, 
Color temperature = 3800K

南天の葉っぱを日差しに透かすととても綺麗なのに気が付きました。
葉っぱの縁が赤いのと、ところどころ紅葉?して赤くなっているのを活かして画作りしてみました。
南天の二枚の葉っぱを横から日差しに透かして撮影。
下が葉っぱの根本で、上が先っぽになります。


2023年12月1日金曜日

2023年12月1日~Dec 1, 2023

 


- 悲哀 -

TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/5000 sec, ISO = 400, AE = -1.00, 
Color temperature = 4700K

マクロレンズの特徴は、寄れることと撮影倍率が高いことにあります。
それ故、ピントが合う範囲=被写界深度が狭く、ボケが大きい。
従って、レンズを通してファインダーに見える世界は、肉眼で見えているそれとは大きく異なります。
ファインダーを覗いてみないとどんな画になるのかわからないのです。
とりあえず、何でもかんでもカメラを向けてみる。
マクロ接写の極意です^^
ということで、今日のお題もサザンカです。
カメラを向けている最中に雲が切れ、強い日差しが差してきて、コントラストの強い画になりました。


2024年4月28日~Apl 28, 2024

  - 篝火 - 昨年の冬に頂いた別の薔薇が花を咲かせました。 白のボディーに、花弁の縁の赤がとても印象的な花です。 今日は朝から強い日差しが差し込む、いわゆるピーカンの天気。 こういうときは団扇を片手に撮影に出ましょう。 撮影中に団扇で冷を取って一休みするのもありますが、メイン...