2022年11月30日水曜日

2022年11月30日~Nov 30, 2022

 


- 吐息 -

TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO on monopod
Shutter Speed = 1/400 sec, ISO = 800, AE = 1.00, 
Color temperature = 5400K

雨は止みましたが、天気は完全には回復せず、どんよりと曇の一日になりました。
サザンカの花の中に、昨夜の雨の名残を見つけました。
それを利用して、ちょっと官能的な一枚を。
水滴は花の奥のほうにあり、それをレンズの最短撮影距離に置くことで、手前にある花びらをすべて暈すことができます。

明日から12月。
一気に冬になるようです。


2022年11月29日火曜日

2022年11月29日~Nov 29, 2022

 


- 習作・山茶花 -

TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO on monopod
Shutter Speed = 1/400 sec, ISO = 400, AE = +/-0, 
Color temperature = 5150K

今日は一日傘マークが並ぶ、雨の日になりました。
雨間を使って、山茶花を一枚。
開きかけた若い花も可愛らしく魅力的ですが、蕊が見えたほうが花らしく見えるので、この一輪を選択。
蕾や葉っぱの配置に気を配りながらフレーミング。
特に、葉っぱはその先っぽを、意味なくフレームアウトさせないようにしました。
RAW現像で、花が浮き立って見えるように、花以外の場所を焼き込んで露出アンダーに。
やり過ぎると嫌味になるので、加減が難しいところです。


2022年11月28日月曜日

2022年11月28日~Nov 28, 2022

 


- 秋の彩り -

TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO on monopod
Shutter Speed = 1/200 sec, ISO = 800, AE = +/-0, 
Color temperature = 4150K

今日は朝から雲の多い天気。
日差しがないときは、光が柔らかくなって、色彩が鮮やかになります。
人の眼には、晴れたほうが紅葉など鮮やかに見えますが、カメラのセンサーには曇りの日のほうが鮮やかに写ります。
これは、カメラのセンサーのダイナミックレンジ(どれだけ明暗差を見分けられるかの性能)が、人の目に比べてとても狭いことによります。
晴れの日は、カメラのセンサーにとって明暗の差が大きすぎるため、明るいところが飛んでしまうか、暗いところが潰れるかして色が出なくなるのです。
ただ、曇の日は光量が少ないので、シャッタースピードに気をつける必要はあります。

そんな曇り空のもと、枯れ始めたスズランの葉っぱを一枚。
緑から茶色へ向かうグラデーションが綺麗に撮れました。


2022年11月27日日曜日

2022年11月27日~Nov 27, 2022

 


- A string of lights shining like jewels -

TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/800 sec, ISO = 200, AE = -1.00, 
Color temperature = 3550K

サザンカの葉が、テカテカと輝く季節がやってきました。
おそらく冬に向けて葉に油分を蓄えることで、冬の寒さで葉が凍るのを防いでいるのでしょう。
葉っぱの縁についている棘が、光を反射して作られるこのダイヤモンドのような暈けは、肉眼では確認できません。
ファインダーを覗いて初めて見えるので、ある程度、肉眼で当たりを付けておいて、ファインダーを覗きながら画作りをしていきます。
カメラと葉っぱの縁までの距離が同じだと、暈けの大きさが同じになってつまりません。
葉っぱは先端に行くに連れ細くなりますから、葉っぱをやや付け根の方向から覗くと、先端のほうがカメラから遠ざかるところに位置するので、こういう徐々に大きくなる連なった暈けを作ることができます。
なお、カメラのセンサーは人の目ほど性能がよくないので、RAW現像時にコントラストや彩度を調整する必要があります。


2022年11月26日土曜日

2022年11月26日~Nov 26, 2022

 


- Fall Wind(秋風) -

TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO on monopod
Shutter Speed = 1/640 sec, ISO = 200, AE = +/-0, 
Color temperature = 3100K

今日の天気は曇り。
日差しがなかったので、中間リングは外して撮影に臨むことに。
曇りの日は、影が落ちないので、花撮りには適しています。
しぶとく咲いているコスモスの花を2つ重ね、手前の花にピントを合わせました。
ピントを手前の花の前方に持ってくると、手前の花も奥の花びらは暈け、後ろの花の暈けを加えて花を豊かにする(奥行きが出す)ことができます。
シャープな花びらを入れて、風を表現してみました。


2022年11月25日金曜日

2022年11月25日~Nov 25, 2022

 


- Advent -

TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/200 sec, ISO = 800, AE = +/-0, 
Color temperature = 3250K

個展開催中、よく尋ねられた質問に「これは自然の色ですか?」というものがありました。
その答えはイエスでもあり、ノーでもあります。
赤を青に変えたり、無い色を人工的に足したり、ということはしていないので「イエス」なのですが、作品に表現されている色が、被写体そのものの色か、というとそれは多分「ノー」だと思います。
何分、肉眼でははっきりと見ることができない細かな世界を見ていたり、暈けることで現れる色もあるので、肉眼で見ている被写体の色とは、違うものです。
ファインダーを覗いて、そこに展開されるイメージから受ける印象を、RAW現像によって再現するように努めています。

さて、今日は観葉植物のユッカにいい光が差していたので、一枚撮ってみました。
ユッカの葉の一枚の先端あたりを撮ったもので、背景の赤色はユッカの葉に強く日差しがあたって作られています。
その葉は先端がちょっと緑色をしていて、暈けにしていいアクセントになりました。


2022年11月24日木曜日

2022年11月24日~Nov 24, 2022

 


- 秋彩 -

TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 on hand
Shutter Speed = 1/640 sec, ISO = 160, AE = 0.70, 
Color temperature = 7140K

至高の時間が終わりました。
個展開催7日間で285名の方にご高覧いただきました。
ありがとうございましたm(_ _)m

今日の一枚は、個展の最初を飾った一枚です。
90ミリのマクロを使って紅葉を撮ったもの。
つい、その美しさに目を奪われて、見えている紅葉の葉を撮ってしまいがちですが、まず、形の綺麗な葉を探すことから始めます。
よく見ると、虫喰いの後や葉の先端が切れたものなど、傷がついたものが多いです。
形の綺麗な葉が見つかったら、その葉を手前の紅葉の隙間から覗き見できるようなポジション、アングルを探します。
綺麗な葉が主役ですが、主役は日陰になっているほうが理想。
さらに、手前で視野を遮っている葉に日があたっていれば最高です。
露出は日陰にある主役に合わせます。
つまりプラスに補正。
手前の葉は主役より明るいので、赤い光の雲の中に紅葉がうかんでいるような描写ができます。
赤の彩りをよくするために色温度は高めに調整しました。

個展作品の紹介は今日でおしまい。
明日からは通常モードに戻す予定です。


2022年11月23日水曜日

2022年11月23日~Nov 23, 2022

 


- ひかり -

TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 on monopod
Shutter Speed = 1/400 sec, ISO = 1600, AE = -1.00, 
Color temperature = 6950K

今日は朝から雨の生憎の天気になりましたが、25名もの方に足をお運びいただきました。
こういう悪天候にもかかわらず来て頂いてる方々、熱心に見ていただき、また、濃密なご意見をいただくことができました。
今日の一枚は、ガクアジサイの花、というよりガクのひとつをほぼ真横から撮ったもの。
木陰に咲いていたので、強い光がなく、柔らかい表現になりました。
シャッタースピードを稼ぐため、露出はマイナス補正とし、RAW現像時に戻しています。


2022年11月22日火曜日

2022年11月22日~Nov 22, 2022

 


- Birth -

TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO on monopod
Shutter Speed = 1/500 sec, ISO = 1000, AE = +/-0, 
Color temperature = 4300K

個展も今日で5日目、残すところ後2日になりました。
今日は、個展会場の近くにあるシニア大学の写真教室の皆さんに、大挙してお越しいただき、初日に続いて来場者数が60名を超えました。
色々とコメントをいただけるのですが、この写真を含む3枚組に、「エロいね」とコメント頂いたときは、ちょっとうれしくなりました。
木陰に咲くアヤメの茎の部分に木漏れ日が落ち、それをアヤメの花越しに撮ったものです。
ちょっと覗き見しているような、あるいは、物影からちらりと見えた雰囲気を表現してみたものです。
最初に、主題となる木漏れ日当たる茎を見つけ、それを花越しに見るようなアングルを探していきます。
主題となるアヤメはやや離れたところに咲いていたので、中間リングは外して撮影しました。
中間リングを入れると撮影倍率は上がりますが、ピントは180ミリマクロで2m弱先くらいまでしか合わなくなります。
ちょっと離れた被写体には、物理的にピントが合わなくなって撮影できないので注意が必要です。

2022年11月21日月曜日

2022年11月21日~Nov 21, 2022

 


- 秋炎 -

TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/1000 sec, ISO = 200, AE = +/-0, 
Color temperature = 4900K

個展も4日め。無事中日を迎えることができました。
そんな個展展示作品の中から、今日の一枚。
コスモスの花を真横から撮ったものです。
開きかけの若い花で、すっと立ち上がる花びらが美しい個体でした。
蕊を入れるかどうか迷いましたが、入れることで画が単調になることが避けられ、よいアクセントになり、引き締まりました。


2022年11月20日日曜日

2022年11月20日~Nov 20, 2022

 


- Green Field -

TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/800 sec, ISO = 800, AE = 1.00, 
Color temperature = 4200K

今日で3日め、44名の方にご来場いただきました。
今日、ちょっと話題になった一枚。
他の作品になく、明るいイメージですね、と言われた一枚です。
春の清々しい風を表現したものです。
モチーフはひまわりの葉っぱ。


2022年11月19日土曜日

2022年11月19日~Nov 19, 2022

 


- Geometric Progression -

TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO on monopod
Shutter Speed = 1/1000 sec, ISO = 200, AE = +/-0, 
Color temperature = 4000K

個展二日目。
今日は24名の方にお越しいただきました。
昨日が60名超えでしたから、おおよそ三分の1ですが、どちらかというと初日が異常で今日が普通の状態に戻った感じです。
ゆっくりお一人、おひとりに対応できました。
中でも、多分、偶然お越しいただいた(私の個展に来ていただいたのではなく、お仕事のついでにサロンに用事があって立ち寄った風)、私でもお名前を存じ上げている著名な写真家の方をお迎えでき、ちょっと深く写真論議できたことは今日の最大の成果です。
「エルンスト・ハースを知っているのか?」と突然言われたときは少し面食らいましたが、お話を伺うと色々と共感するところが多い。
最初は、「あいつがこんな好き勝手なことを言っていた」と話題になるとまずいと言われて、お名前は教えていただけなかったのですが、ちょっと粘って話を伺う中で、名刺交換させていただくことができました!
さらに、後日、視線移動論について、資料を送っていただけるとか!
こういう出会があるから個展を行う意味があろうというものです。
構図(フレーミング)を決める上で考えていた「視線の誘導」について、私が考えているレベルよりもう少し深いところで考えをまとめておられるようです。
すでに、数センチに及ぶマニュアルになっているとか。
その一部かもしれませんが、見せていただけることになり、今からワクワクしております。
うまく体系化して、わかりやすく使いやすい理論ができれば、と思っています。
そんな、「視線の誘導」=視線移動論を使って、フレーミングした一枚です。
視線は、小さい左の点から右の花へと次第に大きくなっていく点によって誘導され、それによって波が打ち寄せているような動きを醸し出しています。
「波が打ち寄せているように、動いて見えます」と別のお客様からもコメントいただきました。


2022年11月18日金曜日

2022年11月18日~Nov 18, 2022


- Prominence - 

TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/1250 sec, ISO = 100, AE = -1.00, 
Color temperature = 2000K

今日から富士フイルムフォトサロン名古屋にて、個展を行っています。
初日は60名を超える方に来ていただきました。
誠にありがとうございました。
皆さんとお話できて充実した一日でした。
でも、今日一番の成果は、この写真展を開くにあたり、音響デザインしていただいたみどり楽器の近藤さんと、香りをコーディネートしていただいたAumuの菱田さんの顔合わせができたことでしょうか。
小さな出来事ではあるでしょうが、こうしたつながりが未来に広がっていくようにしたいな、と思った次第。
今日のお題は、そんな写真展からちょっと人気のあった作品を。
サザンカの葉っぱについた蜘蛛の巣を逆光サイドから撮った一枚です。


 

2022年11月17日木曜日

2022年11月17日~Nov 17, 2022

 


- 秋の終わりに -

TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/400 sec, ISO = 200, AE = +/-0, 
Color temperature = 4750K

しぶとく咲いているコスモスの花が今日のお題。
並んで咲いている花を探して、とろける花の表現に挑戦です。
手前に2つ咲いていたので、暈けが豪華になりました。

Today's theme is cosmos flowers that are reluctantly blooming.
I looked for flowers blooming side by side and tried to express the melting flowers.
Since there were two flowers in the foreground, the dazzling effect was gorgeous.


2022年11月16日水曜日

2022年11月16日~Nov 16, 2022

 


- Temptation -

TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/1000 sec, ISO = 200, AE = +/-0, 
Color temperature = 4350K

山茶花の花が咲き始めました。
花と葉っぱに、ちょうどいい具合に木漏れ日が落ちているのを利用して、造形してみました。
カラフルな丸暈けは、葉っぱの縁の突起によるものです。

The flowers of the mountain tea plant have begun to bloom.
I took advantage of the sunlight falling through the trees just right on the flowers and leaves to create this sculpture.
The colorful rounded dapples are due to the protrusions on the edge of the leaf.


2022年11月15日火曜日

2022年11月15日~Nov 15, 2022


- interstellar travel -

TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/1000 sec, ISO = 400, AE = +/-0, 
Color temperature = 4500K

山茶花の葉っぱに一本、蜘蛛の糸が。
蜘蛛が移動に使った糸だと思われます。
ちょうど、葉っぱの先端から伸びていたので、それを使ってイメージを膨らませてみました。
ピントは糸の先、光があたっているところと影の境界あたりに合わせました。

A single spider thread on a leaf of the mountain tea plant.
I assume it is the thread that the spider used to move.
It was just extending from the tip of the leaf, so I used it to expand the image.
The focus was set at the tip of the thread, at the boundary between the light and the shadow.


 

2022年11月14日月曜日

2022年11月14日~Nov 14, 2022

 


- Gushing Out -

TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/1250 sec, ISO = 400, AE = -1.00, 
Color temperature = 4500K

山茶花の葉っぱで、とろけるような表現ができないか、試してみました。
普通、葉っぱは太陽の光を最大限受け取るために、表面が上を向いているものですが、たまに、横を向いているものがあります。
横を向いているので、葉っぱの縁の突起が縦に並びます。
これが狙いのひとつ。
そういう葉っぱを探し、さらに、その葉っぱの手前の葉が、逆光に輝いているような組み合わせを選びます。
前暈けの中から、後ろの突起の列が立ち上がるような、あるいは前暈けへと溶け込んでいくような造形をイメージしたのですが、どうでしょう。
ちょっと、前暈けが薄かったかもしれません。

I tried to see if I could create a melting expression with the leaves of the mountain tea plant.
Usually, the surface of a leaf faces upward to receive the maximum amount of sunlight, but occasionally, a leaf faces horizontally.
Since they face sideways, the protuberances on the edge of the leaf are aligned vertically.
This is one of our aims.
Look for such a leaf, and then select a combination that allows the leaf in front of the leaf to shine in the backlight.
I imagined that the rows of projections behind would rise up from the front vertigo, or that they would blend into the front vertigo.
The front vertigo may have been a little too light.

個展まで、後、4日。
(ちょっと古くなりましたが)、ちむどんどんしてきました^^



2022年11月13日日曜日

2022年11月13日~Nov 13, 2022

 


- Melting -

TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/1000 sec, ISO = 400, AE = 1.00, 
Color temperature = 4700K

花が融けていくような造形を表現したくて色々試行錯誤してみました。
2つ並んで咲いている花のうち、手前の花は暈し、後ろ(奥)の花にピントを合わせるのが基本形です。
前の花の暈けが花が融けてできたかのように撮れたら成功です。
2つの花の距離は、ほぼ隣接して咲いているくらいが良さそうです。
それ以上離れると暈けが薄くなって、後ろの花が透けて見えてしまうこともわかりました。
10ショットくらい撮ってベストがこれ。
もう少し前の暈けがほしい感じです。

I tried various ways to express the shape of the flowers as if they were melting.
The basic form is to focus on the flower in the back while dazing the flower in the foreground.
If the front flower looks as if it has melted, the shot is a success.
The distance between the two flowers should be such that they are almost next to each other.
If the flowers are further apart, the v vignetting will fade and the flower in the background will show through.
I took about 10 shots and this is the best one.
I would like to have a little more vertigo in front of the flowers.


2022年11月11日金曜日

2022年11月11日~Nov 11, 2022

 


- opening your eyes -

TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/3200 sec, ISO = 200, AE = 1.00, 
Color temperature = 4200K

朝の水撒きの水滴狙いで、フラワーガーデンへ。
太陽の動きに合わせて、朝日が差し込んでいる場所をめぐりながら撮った中の一枚です。
黄色の小さな花の上に水が溜まり、日差しにキラキラしています。
白トビに注意しながら、黄色を出すために露出をプラス補正。
手前に一つ花を置き、奥の花にピントを合わせました。
手前の花の上にある水滴の輝きが、面白い形の暈けになりました。

I went to the flower garden to aim for the water droplets from the morning watering.
This is one of the shots I took as I went around the area where the sun was moving and the morning sun was shining through.
The water pools over the small yellow flowers and sparkles in the sunlight.
I corrected the exposure to bring out the yellow color while paying attention to the white out.
One flower was placed in the foreground and the flower in the back was in focus.
The sparkle of the water droplets on the flower in the foreground created an interesting shape of boke.


2022年11月10日木曜日

2022年11月10日~Nov 10, 2022


- 深淵 -

TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/500 sec, ISO = 800, AE = +/-0, 
Color temperature = 3700K

これも久しぶりに近くの緑地公園にでかけました。
ここの温室には「アイチアカ」というリュウゼツランの園芸種があります。
全体が、紅色をしており、若い葉は蛍光色を帯びています。
蛍光を発するのは、葉の表面に細かな毛が生えいていることの効果かと思いますが、マクロレンズで覗くと、この細かな毛による暈けが面白い造形を見せてくれます。
葉に日差しが差し込んでいるところを狙ってみました。
ピンク色に輝いているところに、弱い日差しがあたっています。

It has been a while since I went to the nearby Green Park.
In the greenhouse here, there is a horticultural species of agave called "Aichika.
The entire plant is red, and the young leaves are fluorescent.
The fluorescence is probably due to the fine hairs on the surface of the leaves, and when viewed through a macro lens, the fine hairs create interesting shapes.
I tried to capture the sunlight shining on the leaves.
The weak sunlight shining on the pinkish leaves.


 

2022年11月9日水曜日

2022年11月9日~Nov 9, 2022

 


- Crossing Curves -

TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/2500 sec, ISO = 320, AE = -1.00, 
Color temperature = 3600K

庭の被写体も少なくなってきたので、車で30分のフラワーガーデンへ、久々にでかけました。
火力発電所の排熱を利用して植物園が作られており、周りとは季節の進み方が違うところです。
朝一番に行くと、水撒きの水滴が残っていたりして楽しめます。
一番のお目当ては、細長い葉をした観葉植物です。
ネームプレートがなく、この植物の名前がわからなかったのですが、今日、近くで剪定作業をされている方に伺うことができました。

「ニューサイラン」

ニュージーランド原産の多年草で、夏に色鮮やかな赤や黄色の花が咲くそうです。
夏場は出かけなかったので、見逃してしまったようです。
長細い葉の先から根元の方を覗き、日があたっているところと影になっている境界あたりにピントを持っていき、シャープな造形を得ました。


2022年11月8日火曜日

2022年11月8日~Nov 8, 2022

 


- The sacred mountain -

TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/2500 sec, ISO = 200, AE = -1.00, 
Color temperature = 3950K

庭ではそろそろ菊の花が咲き始めました。
大輪タイプではなく、小ぶりの花が沢山咲くタイプの菊です。
肉厚の花びらなので、あまり光が透けませんが、逆光サイドから撮ったほうが色は冴えます。
朝の日差しが強く当たっている菊の一輪を選び、逆光サイドから一枚。
ピントは奥の花びらに合わせ、手前にある花びらは暈してみました。
雲間に浮かぶ霊峰のイメージです。

In my garden, chrysanthemums have begun to bloom.
These chrysanthemums are not the large-flowered type, but the type with many small flowers.
The thick petals do not allow much light to penetrate through, but the colors are brighter when photographed from the backlit side.
I selected one of the chrysanthemums in strong morning sunlight and took a shot from the backlit side.
The focus was on the petals in the back, and the petals in the foreground were averted.
The image is that of a sacred mountain floating among clouds.


2022年11月7日月曜日

2022年11月7日~Nov 7, 2022

 


- Exprosion -

TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/1600 sec, ISO = 200, AE = 1.00, 
Color temperature = 4450K

ユリオプスデージーの黄色い花を、真横よりちょっと斜め上から狙ってみました。
ピントは花びらの根元付近に。
そこからまっすぐレンズの方に伸びる花びらが、次第に熔けるような暈けが綺麗です。
太陽光だと橙色かかった色になるので、色温度を下げて本来の花の色にしています。
色温度はオート設定にしていますが、特定の色が画面の多くを占めるマクロ撮影では、正確な色を検出するのは難しいようです。
色温度は、RAW現像時に調整できるので、撮影時はフレーミング、シャッターチャンスに注力します。
また、オート色温度で撮影していると、突拍子もない色になることもありますが、むしろ創作意欲を掻き立てられることのほうが多いです。


2022年11月6日日曜日

2022年11月6日~Nov 6, 2022

 


- なごり花 -

TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/800 sec, ISO = 200, AE = +/-0, 
Color temperature = 3150K

コスモスの小さな花が数輪、去りゆく秋を惜しむように咲いていたので、これをお題に。
例年なら11月は秋も終わり、という感じですが、ここ数年は、やっとこれから本格的な秋が来る、という状況ではあります。
上手い位置に二輪が咲いていなかったので、多重露光で2つを配置しました。
なごり感を出すために、RAW現像時に露出はアンダーめに調整。
やや霞をかけて、ソフトな仕上げにしました。


2022年11月5日土曜日

2022年11月5日~Nov 5, 2022

 


- 虚世界へ -

TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/320 sec, ISO = 200, AE = -1.00, 
Color temperature = 4710K

天気が良かったのでサザンカをお題に。
撮影途中から太陽が薄雲に覆われ、少し柔らかい光による造形になりました。
葉っぱからの反射光が弱くなりコントラストが小さくなることで、葉っぱを透けてくる緑が浮かび上がりました。
その緑が綺麗だったので、それを中心にイメージをまとめてみました。
反射光部分のトビを警戒して、露出はマイナスに補正しました。


2022年11月4日金曜日

2022年11月4日~Nov 4, 2022

 


- A Heavenly Encounter -

TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/640 sec, ISO = 200, AE = 1.00, 
Color temperature = 4450K

ユリオプスデージーは今が花のピークかもしれません。
一株だけ植えてありますが、株全体が花に包まれています。
花を支える細い茎が、ひょろひょろと10~15cm伸びて、5cmほどの黄色の花が咲くのがユリオプスデージーの特徴です。
この魅力的な茎を撮っていたら、蟻がアブラムシが出す蜜を求めてウロウロしているのを見つけました。
花が僅かな風に乗って揺れているので、蟻にフォーカスするのは至難でしたが、そこは連写の威力で。
鳥を撮る方は、一回撮影に行くと1000枚はシャッターを切るそうです。
そのなかでいいのが一枚あるかどうからしい。
蟻は鳥ほど動き回りませんから、50枚程ですみました。
普段の撮影では多くても20枚なので、やっぱり動くものはそれだけ難易度が上がります。
ミラーレスは、シャッターを切った瞬間にファインダー内に撮影されたイメージが表示されるので、ピントの確認がとても楽になったので、こういう写真も撮れるようになりました。


2022年11月3日木曜日

2022年11月3日~Nov 3, 2022

 


- 残照 -

TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO on monopod
Shutter Speed = 1/500 sec, ISO = 800, AE = -1.00, 
Color temperature = 5550K

いつもは午前中の光を使って撮っていますが、今日は、朝時間が取れなかったこともあり、夕方の赤い光を使って撮ってみました。
日が当たっている部分と、いない部分との差が大きいため、白トビしないよう露出はマイナス補正しています。
山茶花の蕾に生えた産毛が夕日に輝いて綺麗でしたので、それを中心に造形。
葉っぱの突起による反射を配置して、残照の余韻を表現してみました。
夕日を表現するために、やや色温度を上げています。
これを色温度を下げて白っぽくすると、朝日を浴びているように見えます。
朝は空気が澄んでいるので、夕日ほど焼けないのが理由かと思います。


2022年11月2日水曜日

2022年11月2日~Nov 2, 2022

 


- Beyond the Horizon -

TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO on monopod
Shutter Speed = 1/1250 sec, ISO = 800, AE = -1.00, 
Color temperature = 3600K

昨夜降った雨がユッカの葉に、びっしりと水滴を残していきました。
ユッカが植わっているところは、木陰になっていて、部分的に朝の日差しが差し込みます。
影を作らないように、順光サイドに回り込むと、通称虹暈けと呼んでいる虹のような暈けが現れます。
発色の原理は虹と同じです。
虹暈けができるところは、肉眼で見ると、キラキラと色が変わって見えるので、すぐ分かります。
予め肉眼でこのキラキラを確認して、カメラのアングルを決め、ファインダーを覗けば虹暈けを見ることができます。
暈けなので、ピントが合うと消えてしまいます。
アングルが変わると、虹がでる位置も変わり、やがて、消えてしまいます。
また、ピント位置をずらすと、暈けの大きさも変わりますから、その大きさと、位置、ピントがあっているところに何があるか、などを総合的に(政治家が好きな言葉ですね^^;)勘案して画作りします。
刻一刻と日が差す方向も変わりますから、あまり猶予はありません。
直感を信じて、とにかくシャッターを切る、というのがコツです。


2022年11月1日火曜日

2022年11月1日~Nov 1, 2022

 


- A Small Beginning -

TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO on monopod
Shutter Speed = 1/500 sec, ISO = 800, AE = 1.00, 
Color temperature = 4100K

11月は雨のスタートになりました。
雨のふり始めには、花びらの上などに小さな水滴を見つけることが出来ます。
肉眼、特に、老眼が進んだ目では、見ることができないほど小さいので、あたりを付けておいてファインダーを覗きながら探します。
フォーカスはマニュアルで。
カメラもブレる、相手も微風で揺れる状況。
ピントを目的の水滴にピッタリ合わせることは不可能です。
ある程度、ピントを水滴近くに合わせておいて、後は連写。
ピントが一番あっている一枚を選べばいいのです。
シャッタースピードは、遅くても1/500秒は欲しいところ。
これ以上遅いと、ブレてしまいます。
雨のふり始め。
黄色をちゃんと出したいので、露出はプラスに補正。
光が少ないので、中間リングを外してもISO感度を800まで上げてやっとでした。


2024年4月18日~Apl 18, 2024

  - 蠢き - 今日は日差しがなかったので、咲き始めたツツジを撮ることにしました。 ツツジの花は大柄で、アサガオに似て花そのものに魅力がある花ではないように思います。 それゆえ、画にするのは難しい。 長い反り返った蕊が特徴なので、どうしてもそこにカメラが向いてしまいます。 雄蕊...