人生初の個展美は細に宿る」Masa OHASHI写真展の開催まで、後一ヶ月となりました。
期間:2022年11月18日(金)~11月24日(木)
時間:10:00~18:00(最終日は14:00まで)
場所:富士フイルムフォトサロン名古屋(地下鉄伏見駅から歩いて5分くらい)
マクロレンズを通して、小さく不思議な世界を描いてみました。
ご高覧賜れば幸いです。
さて、写真展でよく聞かれる質問は、撮影場所・時間ですが、私の写真の場合は圧倒的に「これは何を撮ったのですか?」という質問が多いです。
ということで、今回の写真展に出展する代表的な作品を紹介しながら、この質問に少しお答えしたいと思います。
最初の一枚は、案内ハガキにも使った作品です。
これは、ユッカという観葉植物の葉の端を撮ったもので、水平線に見立てたところがユッカの葉で、そこにだけ光があたっていて、それを逆光サイドから狙いました。なので、日があたっているところ以外は黒く沈んでいます。斜めに差し込む光のように写っているのも、ユッカの葉で、雲のように広がっているほうが、ピントがあっている葉より手前にあり、もう一つは奥に位置しています。
もちろん、葉は斜めに生えていますが、水平になるようにカメラを傾けて撮った一枚です。
ユッカの写真はこちら。
サボテンから醸造するテキーラの原料であるリュウゼツランの近縁種だそうです。サボテンなので乾燥に強いらしく、鉢植えや庭先などでよく見かけます。
全体に茶褐色の色をしていますが、葉、とくに若い葉の表面には細かい毛が生えているようで、これが光を乱反射して、暈けると発光しているように写ります。
これもユッカの葉を捉えた一枚。日があたった葉を、先っぽの方から狙って撮りました。
手前(右下)が先端方向で、葉の先っぽはフレームの外にあります。ピントは葉の根元側、ちょうど日差しと影の境目あたりに合わせました。淡く光って見えるところが産毛によるものです。
なんでこんな葉っぱだけの植物を撮り始めたのか?
今となってははっきり覚えていませんが、多分、こうだったんだと思います。
マクロ撮影の多くは、180mmマクロレンズに、31mmの中間リングを入れて行っています。Exif情報に中間リング有無の情報が残らないので、入れたかどうかは記憶だけが頼りですが、上記の2枚の作品も中間リングを入れての撮影のはずです。
中間リングを入れた場合、レンズの最短撮影距離で撮影すると、22mm✕15mmくらいの空間を切り取ることになります。肉眼でこの小さな空間を直接イメージすることは難しく、いつもファインダーを覗きながら、被写体を探し、フレーミングやピント位置を調整、イメージ創りをしています。
なので、「とりあえず覗いてみる」精神で、何にでもカメラを向けているうちに、たまたま見つけた、ということだったと思います。
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