- Melancholy -
TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO on monopod
Shutter Speed = 1/400 sec, ISO = 800, AE = +/-0,
Color temperature = 5100K
便利アプリをもうひとつ紹介。
「SetMyCameraPro」というアプリです。
露出だったり最適なシャッタースピードなど、色々と計算してくれます。
その機能のひとつに被写界深度の計算があります。
マクロ撮影で使うことはあまりありませんが、風景など撮るときには便利なツールです。
レンズのピントが合う範囲は、理論的は厚みのない面です。
ただ、実用的には受光素子やフィルムの粒子の大きさ程度の暈けは写りません。
つまり、ピントが合っているように写る訳です。
暈けの大きさは、レンズの焦点距離と絞り、ピント位置によって決まりますから、受光素子の大きさが分かれば、実用上ピントが合っている場所=被写界深度が計算できる、ということになります。
絞りを大きくすれば被写界深度は深くなり、やがて無限遠でもピントが合うようになります。
この状態を「パンフォーカス(=全てにピントが合っている、という意)」と言いますが、このアプリはパンフォーカスになるピントの位置(=カメラからピント面までの距離)を計算してくれます。
風景写真は、基本、パンフォーカスで撮りますが、パンフォーカスを得るための、絞り値やピント位置が素早く計算できるので助かります。
今のオートフォーカスはファインダーの中央にピントを合わせますが、実はこれではパンフォーカスになりません(中央にある被写体より手前にあるものにピントが合わなくなります)。
パンフォーカスにするためには、かなり手前にあるものにピントを合わせないといけないのですが、その目安を計算できる、という訳です。
さて、切り花にしておいたユリの花が綺麗に開花したので、それをお題に一枚。
北側の窓から差し込む柔らかい光を使って撮りました。
本当は、露出をプラスに補正したいところですが、これ以上ISO感度を上げたくなかったので、RAW現像でリカバることにしました。
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