- カオス -
今日は朝から曇っていて日差しのない一日になりました。
曇りの日は、花を撮るのに向いていますが、今、撮りたくなるような花が咲いていない。
困ったときのコルジリネレッドスターじゃないですが、これの葉っぱにカメラを向けました。
一般に物は光を乱反射する関係から、被写体にはいろいろな角度から光があたります。
太陽がでているときは、周りからの乱反射した光より太陽からの光が強いため、その反対側に影ができたり、太陽の光の反射角にあたる方向が照かったりします。
このため被写体からカメラに入っている光のコントラストが大きくなり、ダイナミックレンジの小さいカメラは黒つぶれや白とびが発生してしまいます。
曇りの日は、太陽からの光が弱く、相対的に周りからの乱反射した光が強くなり、コントラストが弱くなるため、ダイナミックレンジの小さいカメラでも綺麗に写ることになるのです。
さて、前置きが長くなりました。
コルジリネレッドスターの葉っぱには細かな産毛が生えていて、この産毛が光を強く乱反射し強く見えます。
日差しがあるときは日差しに負けて目立ちませんが、曇りの日はこれが周りから浮いたように光って見えます。
これを利用して造形してみました。
ただし、カメラが捉えたイメージよりコントラスト、色温度等は調整(強調)しています。
【撮影データ】
TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/320 sec, ISO = 640, AE = -1.00,
Color temperature = 3350K
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