- 双極子 -
サザンカの葉っぱで一枚。
先端が強く日差しを反射している葉っぱを選び、それを暈してやると大きめの宝石ボケが現れます。
ボケの大きさはピント位置を変えることで調整します。
周りのボケとのバランスなどを見ながら、フレーミングとピント位置を決めます。
主役は一番大きな宝石ボケですが、主役はフレームの縁の方に置くと、画に動きがでます。
逆に、どっしりとした安定感のある画にしたい場合は、真ん中に置きます。
いわゆる日の丸構図です。
日の丸構図は悪い構図の代表格のように言われますが、表現の意図次第。
多くの場合は、画が落ち着きすぎて動きのないつまらないものになるので避けますが、場合による、ということです。
また、人の習性として、注目しているもの=主役はフレームの中央に置きがち(=網膜は眼の中央が最も解像度が高いので注視したいものは眼の中央に持ってくることに起因)です。
この習性を認識してもらうために「日の丸構図はダメ」と言うことばが生まれたと、僕は理解しています。
【撮影データ】
TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/1250 sec, ISO = 200, AE = -1.00,
Color temperature = 4430K