- 曜 -
昨日、静嘉堂文庫美術館にて曜変天目を見てきました。
写真等では何度も目にしたことはあったのですが、実物を見るのは初めてでした。
あの色は釉薬の色だと勝手に思っていましたが、構造色であることが科学的に証明されたそうです。
釉薬が作る微細構造(モルフォ蝶の鱗粉と同様の構造か?)が発する色(回析による干渉で、蜘蛛の糸が発色するのと同じ原理)のようで、実際見る角度によって色が変わるのがわかりました。
曜変の曜は「日が光りかがやく」の意で、見る角度によって様々に輝きが変わる様子を表していると思われます。
さて、今日のお題のシャボン玉も構造色を発しますが、こちらは水の薄膜による干渉によるもの。
膜の厚みによって色が変わる(厚いほうが赤、薄くなるにつれ黄色→青になる)ので、見る角度によって色が変わることはありません(見えなくなることはあります)。
ただ、時間とともに水の膜の厚みは変わる(薄くなっていきます)ので、それによる色の変化は楽しめます。
【撮影データ】
TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/500, ISO = 800, AE = -1,
Color temperature = 5700K

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