2024年5月12日日曜日

2024年5月12日~May 12, 2024

 


- ある物語 -

デジタル写真の多くは、JPEG(ジェーペグ)と呼ばれる形式で保存されていると思います。
JPEGは、Joint Photographic Experts Groupの頭文字を取ったもので、文字通り国際標準化機構(ISO)、国際電気標準会議(IEC)、国際電気通信連合(ITU)の3つの国際標準機構の合同(Joint)グループが企画した形式です。
1994年に規定されました。
この規格によって、どんなパソコンでも写真を扱えるようになり、いわゆるデジカメが普及するようになったと言えます。
JPEGは、非可逆圧縮方式を採用しているため、圧縮率(もとのサイズより如何に小さくできるか)は高いですが、圧縮後は元の画質に戻すことはできません(なので非可逆)。
また、圧縮を繰り返すと次第に画質が劣化していきます。
規格が規定された当時は、パソコンの性能も悪く、通信回線のスピードも低かった。
一般的な回線で9.6kbps程度で、今のインターネット回線 1Gbpsの一万分の一しかないため、画質よりも効率(スピード)を重視した結果です。
その後技術の進歩に伴い、回線スピード等も飛躍的に上がりました。
それに合わせて品質劣化のない新しい規格も規定されましたが、JPEGがあまりにも普及していたため、未だにJPEGが圧倒的。
JPEGはデジタル写真の代名詞になっているくらいです。
一般的な人にとっては、JPEGの画質で十分、ということなのでしょう。
画質にこだわりがある(あるいは、こだわらなければならない)人は、JPEGは非可逆で、画質劣化がある、というのは覚えておく必要があります。
さて、今日のお題は花車というガーベラの一種です。
一枚だけへそ曲がりな花弁があったのでそれを主題に一枚。
もう一輪を前ボケに使って、画面を整理しました。


【撮影データ】
TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/1600 sec, ISO = 200, AE = -1.00, 
Color temperature = 5450K


2024年5月11日土曜日

2024年5月11日~May 11, 2024

 


- Farewell -

そろそろチューリップの球根を掘り出す時期です。
根本に蒔いたネモフィラはまだ花を咲かせていますが、次(ひまわり、コスモス)もあるのであまり先延ばしにはできません。
よって、ネモフィラは今シーズンはこれで最後の撮影になるかも。
盛りの時期と比べると花の密度が落ちてきていますが、それでもいくつか良い距離感で並んで咲いている個体は見つかります。
3つを並べて、一番奥の花にピントを合わせました。
深い青色が好きなので露出はマイナスに補正しています。

【撮影データ】
TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/3200 sec, ISO = 100, AE = -1.00, 
Color temperature = 5900K


2024年5月10日金曜日

2024年5月10日~May 10, 2024


- 紅の輝き -

真紅の薔薇が強い日差しの中で輝いていたので、本日のお題としました。
赤が映えるよう背景は暗く落とします。
背景に明るいものがない場所を選び、逆光サイドから狙へば背景を暗くできます。
赤を写すときは露出はマイナスにしたほうが赤の深みがでるのですが、花弁の輝きを出すためにプラスに補正してみました。


【撮影データ】
TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/1600 sec, ISO = 200, AE = 0.70, 
Color temperature = 3950K


 

2024年5月9日木曜日

2024年5月9日~May 9, 2024


- フレア -

若葉の緑が綺麗な季節になりました。
サザンカも今年の新しい葉が出てきています。
その若葉が日差しに透けて綺麗です。
冬の葉ほどには日差しを反射しませんが、他の植物の葉と比べると輝きが違う。
綺麗な緑と、棘の輝きを使って造形を試みました。


【撮影データ】
TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/1600 sec, ISO = 100, AE = -1.00, 
Color temperature = 4850K


 

2024年5月8日水曜日

2024年5月8日~May 8, 2024

 


- Sleeping Princess -

爽やかな五月晴れになりました。
湿度が低いので、日差しににごりがありません。
湿度が高くなると霞がかったちょっと赤っぽい日差しになります。
開きかけた薔薇の蕾に団扇で影を落とし、花の根本の方にだけ日が差すように調整して一枚。
団扇は左手に持ち、右手はシャッターボタンに指をかけカメラをホールドします。
カメラの自重は一脚にまかせます。
ピントはあらかじめ左手で合わせておいて、後は体を前後させてピント位置を微調整します。
左手で団扇を持ってしまうと自由は効かなくなるので、あらかじめピント、フレーミングを決めておいておくのがコツです。
根本を照らす光が花弁で拡散され、蕾をぼんやりと光らせてくれました。


【撮影データ】
TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/1250 sec, ISO = 400, AE = 1.00, 
Color temperature = 5100K


2024年5月7日火曜日

2024年5月7日~May 7, 2024

 


- 羽ばたき -

朝から強い雨。
屋外での撮影は諦めて、頂いた鉢植えがあったのでそれをお題にする。
薄くピンクかかった白ベースのセッコクの花です。
窓際に持っていって自然光で撮影するも、流石に光量が足りないのでLEDライトで足すことに。
意外と花に影ができるので、LEDライトの光はディフューザー代わりに不透明なシートを透し、拡散光を当てました。
ただ、全体に光量不足なので、少し明るい90mmマクロに切り替え、露出はマイナス補正してシャッタースピードを稼ぎ、RAW現像時に戻すいつもの手法。
大の字の上にあたる花弁がすぅ~と伸びているので、それを主題にまとめてみました。

【撮影データ】
TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 on monopod
Shutter Speed = 1/200 sec, ISO = 800, AE = -1.00, 
Color temperature = 5300K


2024年5月6日月曜日

2024年5月6日~May 6, 2024

 


- アダージョ -

今日は朝から今にも降り出しそうな曇天になりました。
こういう日は普通に花撮り日和。
中間リングを外して、今が盛んな薔薇を撮りに。
開きかけた蕾を主題に、咲いた花を前ボケにつかって撮影。
前ボケの霞の中に溶けていくような感じになるようボケの位置を調整して一枚。
開きかけた花弁が主題になるので、そこはボケがかからないようにしています。


【撮影データ】
TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO on monopod
Shutter Speed = 1/1000 sec, ISO = 250, AE = 1.00, 
Color temperature = 5250K


2024年5月12日~May 12, 2024

  - ある物語 - デジタル写真の多くは、JPEG(ジェーペグ)と呼ばれる形式で保存されていると思います。 JPEGは、Joint Photographic Experts Groupの頭文字を取ったもので、文字通り国際標準化機構(ISO)、国際電気標準会議(IEC)、国際電気...