- 仮想空間 -
葉っぱの上についた朝露を、朝の日差しで照らして逆光サイドから一枚。
ピントを奥のほうに合わせると、奥行き感を表現できます。
デジタルカメラと人の目の仕組みがよく似ていること、画像処理の性能に大きな違いがある(人のほうが圧倒的に優れている)ことを先日書きました。
もうひとつ(ふたつ?)違いがあります。
それは、撮像素子(センサー)と網膜の性能差。
明るいところと暗いところを見る能力(ダイナミックレンジと感度)の違いです。
センサーには網膜ほどのダイナミックレンジはなく、人の目には見えているところでも、カメラでは暗く落ちてしまいます。
この特性をうまく利用して背景を整理したり、目では見えない空気感を演出できます。
逆に、見た目以上に影がうるさくなるため、日差しが強いときは、日中シンクロとかレフ板を使うなどして影を消す必要があります。
一方、センサーは網膜より格段に感度がいいです。
夜間でもフラッシュを使わなくてもISO感度を上げれば写りますし、星は人の目で見ることのできないような暗い星でもくっきり写すことができます。
こうした特性を効果的に使えば、見ることのできない世界を写し出すことができます。
TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/1600 sec, ISO = 200, AE = -1.00,
Color temperature = 3900K
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