2022年10月22日土曜日

2022年10月22日~Oct 22, 2022

 


- 秋桜の日 -

TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO on monopod
Shutter Speed = 1/640 sec, ISO = 640, AE = 1.00, 
Color temperature = 4000K

今朝はくもり空のスタートに。
花を美しく撮るのには、実はくもっている日のほうが適しています。
それは、カメラは人の目に比べてダイナミックレンジが狭いのが理由です。
人の目では、明るいところも暗いところも見えているのですが、カメラは、明るいところが見える(写る)ようにすると暗いところが黒く潰れて写りません。
逆に、暗いところが見えるようにすると、明るいところが白く飛んで写らなくなります。
これは、ダイナミックレンジが狭いことによって起きる現象です。
曇りの日は、太陽の日差しが雲に遮られ直接届かなくなり、相対的に地面や周りの建物等から反射してくる光の比率が増えるため、花にできる影が薄くなります。
明るいところ、暗いところ、の差が小さくなり、ダイナミックレンジが狭くても、両方が写るようになります。
以上が、曇りの日が花撮りに適している理由です。
これから綺麗になる紅葉も、写真を撮るのなら曇のほうが発色が良くなります。
目で見るのには晴れていたほうがいいのですが。。。

さて、花を撮るときは、まずきれいな、つまり、虫食いとか傷がなく、色の鮮やかで、形の良い個体を探します。
それが見つかったら、その花の前後を確認して、前暈けや後暈けに使えるような花がないか探し、暈けと主題の位置関係を考えながら、撮影ポイントを探します。
同時に、光の具合を見ます。
逆光サイドから撮るのが基本。
肉厚な花は、順光サイドでもOKです。

次に、ファインダーを覗いて、まず、背景に明るく白い部分がないことを確認します。
また、曇の日は光が少ないので、シャッタースピードも確認しておきましょう。
最近のカメラは手ブレ補正が強力に効きますが、花はわずかは風でも揺れるので被写体ブレを起こしやすい。
遅くとも1/500秒は確保できるようにISO感度を調整します。

背景に明るく白いものがあれば、アングルを変えるとか、物理的に取り除くことができるものであれば、取り除いてなくします。
最後に、フレーミング、ピントを調整し、シャッターを切れば出来上がり。
被写体ブレや体の前後の動きによってピント位置がずれるので、シャッターは連写で、数枚撮っておくのがポイント。
後から、狙いのポイントにピントが来ているものを選びます。


0 件のコメント:

コメントを投稿

2024年11月14日~Nov 14, 2024

- 交錯する世界 - 全国的に晴れの天気でしたが、この地区だけ朝からどんよりと曇り。 まったく日差しがないのでシャボンで遊ぶことにしました。 今日は緑色のグラスにシャボン液を作り、泡立てて撮影です。 シャボンの泡が隣り合うところを狙って一枚。 【撮影データ】 TAMRON SP ...