- Brightness -
TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO on tripod
Shutter Speed = 1/125 sec, ISO = 400, AE = +/-0,
Color temperature = 4650K
今日のお題は氷の多深度合成です。
ピント位置を移動させながら撮影した7枚のイメージを合成しました。
ピントは奥(遠く)から手前(近く)へと移動させると後の作業がし易いです。
まず、合成するイメージの露出、色温度をLightroomで大まかに調整します。
すべてのイメージを選択肢、Lightroomのメニュー「写真」→「他のツールで編集」→「Photoshopでレイヤーとして開く」を選びます。
すると、すべてのイメージをPhotoshopの1ファイルとして開くことができます。
このとき、上のレイヤからファイル名のアルファベット順(若いほうが上)に並び、上のレイヤーが奥、下のレイヤーが手前にピントがあったイメージが配置されるので、直感的に奥行きをつかみやすくなります。
これが、ピントは奥(遠く)から手前(近く)へと移動させて撮影することのメリットです。
逆から撮ってもいいですが、Photoshopで開いた時にレイヤーの上下を入れ替える手間が増えます。
ところで、一枚のイメージに写る範囲は、ピントの位置によって変わります。
ピントが奥(遠く)へ行くほど、手前が写る範囲が広くなります。
マクロではこの違いを補正しないと、ピント位置の違う2枚のイメージの境目を合成できません。
この補正は、Photoshopの変形ツールで、イメージ一枚一枚目で見て確認しながら行う必要があります。
ここが一番神経を使うところです。
多深度合成は、Photoshopのツールで自動で行うことができますが、精度が良くなく使い物になりませんでした。
ピントが合っている範囲だけを選択するツールがあるので、それを使い、目視で確認してよりピントがあっているイメージを残す作業を行って合成は完了です。
ここまで来るとどんな画になっているか分かるわけですが、慣れてくるとある程度頭の中で合成イメージを作れるようになってくるので、合成してみて、あ~これは画にならない、ということが減ってきます。
合成したイメージを作ったのち、さらに、RAW現像を進めます。
1時間、2時間かかることはザラで、結局、画にならない場合は、さすがに精神的ダメージは大きいです。
通常は、イメージを撮った段階である程度その良し悪しは分かるのですが、多深度合成は、撮って、合成して初めて良し悪しが分かる、というタイパが悪い撮影方法なのです。
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