2022年12月31日土曜日

2022年12月31日~Dec 31, 2022

 


- wane and fall -

TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/800 sec, ISO = 800, AE = 1.00, 
Color temperature = 4750K

今日のお題は、今、盛んに黄色い花を咲かせているユリオプスデージーです。
隣り合って咲いている数輪を狙いました。
一番奥に咲いている花の蕊にピントを合わせ、前暈けの中に溶け込んでいくような一枚になりました。
黄色を出すために、露出はプラスに補正。
日差しがなく、影が邪魔をすることはないのですが、全体にコントラストが弱くなるので、RAW現像時にコントラストを強めています。

さて、2022年も今日で最後。
皆さん、良いお年をお迎えください。


2022年12月30日金曜日

2022年12月30日~Dec 30, 2022

 


- regrets -

TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/1000 sec, ISO = 800, AE = 1.00, 
Color temperature = 4350K

ちょっと気の早いスイセンが花を咲かせました。
2つ咲いている花の片方にぐっと近寄ってのマクロ撮影。
スイセンの白をだすために、露出はプラス補正。
今日は朝から曇っていて、日差しの無い一日。
光が少ないので、感度は800まであげないとシャッタースピード1/1000秒を確保できませんでした。

今年も後一日。
悔いのない一年になりましたでしょうか?


2022年12月29日木曜日

2022年12月29日~Dec 29, 2022


- Sword of Light -

TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/800 sec, ISO = 400, AE = +/-0, 
Color temperature = 3200K

羊歯のような園芸植物の葉っぱです。
日差しが強く当たっている部分だけを、葉っぱの斜め上からマクロ撮影しました。


 

2022年12月28日水曜日

2022年12月28日~Dec 28, 2022


- Isolating light -

TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/640 sec, ISO = 100, AE = +/-0, 
Color temperature = 4550K

個展反省会

今回、展示作品の販売を行ったのですが、「販売します」とのキャプションだけでなく、個々の作品にキャプション(値札)を付けておくべきでした。
キャプションがないと、本当に買っていいのか、見に来て頂いた方が迷うんだそうです。
ひとつひとつキャプションを用意するのは手間がかかりますが、次回は面倒がらずに作りたいと思います。

さて、今日のお題は「サザンカ」です。
綺麗な宝石のような暈けが特徴です。
よく、「水滴の光ですか?」との質問を受けますが、水滴ではこういう暈けにはならず、虹のような縞模様の暈けができます。
この暈けはサザンカの葉っぱの縁にある棘が光を反射して作り出しているもので、葉っぱに油が乗る秋から冬にかけてよく輝きます。


 

2022年12月27日火曜日

2022年12月27日~Dec 27, 2022

 


- Light -

TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/640 sec, ISO = 400, AE = +/-0, 
Color temperature = 3000K

個展反省会

4つ切りサイズの額としたのは、A1パネルとの対比でメリハリが出て良かったが、額装面では、反省点が2つ。

① 額の大きさを適当に想定して、写真のプリントサイズを決めたため、実際に手に入った額には少し大きなプリントになってしまったこと。
② マット幅が2cm未満は制作できない(多分、特注になる)ことを知らないまま、プリントサイズを決めたので、一部、想定の窓サイズにできなかったこと。

結果、ちょっとちぐはぐ(やや写真がでかい)感がでました。
特に、12面を一作とした作品で顕著になりました。

さて、今日のお題は、ユッカです。
葉っぱの真横から日差しがあったている個体を選んで一枚。


2022年12月26日月曜日

2022年12月26日~Dec 26, 2022

 


- Origin -

TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO on tripod
Shutter Speed = 1/3200 sec, ISO = 200, AE = -1.00, 
Color temperature = 3450K

一番の成果は、A1サイズで作成したアクリル加工のパネルでした。
写真のプリント面が表で、裏にアルミやアクリル等の平面性の高い板を貼ったパネルが一般的ですが、今回使用した加工は、プリント面に透明なアクリルを貼るものです。
通常のものと違いプリント面をアクリルの板で覆うため、プリント面に傷がつきにくいという利点があります。
ただ、アクリル板には、写真プリントを糊付けするため、ホコリ等が入って糊がプリント面につかないとアウトです。
おそらくは高度な技能が必要とされる加工だと思われます。
今回8点作りましたが、うち3点は糊付けが不十分でやり直していただきました。
その甲斐あって、観覧いただいた方から「4Kモニターですか?」とお問い合わせいただくくらいに、光沢感の素晴らしいパネルに仕上がりました。
私の作品イメージにぴったりのメディアです。
あえて難点をあげるとすれば、

① 四辺をカットした後の(紙の厚さ分の)紙白が意外と目立つこと
② アクリル板の厚みが5mmもあるので、上部から光を当てる(通常、ギャラリーのライトは上方にある)と、境目からの光の通り具合の関係から、アクリルの厚み分だけ光沢感が異なってしまう。

の2点です。
これは4辺に黒のテープを貼るか、黒く塗るかすれば解決できそうな気がするので、次、作成する際には相談してみたいと思います。

さて、今日のお題は冷凍庫で1時間ほど冷やして作った氷です。
例によって、偏光シートを通した太陽光を、PLフィルター越しに撮影しました。


2022年12月25日日曜日

2022年12月25日~Dec 25, 2022

 


- direction -

TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/640 sec, ISO = 100, AE = +/-0, 
Color temperature = 9100K

人生初の個展からはや一ヶ月。
次の展示会(2つもある!)の準備や、来春の公募展への作品作りでバタバタしているうちに過ぎてしまいました。
やりっぱなしは良くないので、少しづつ振り返りながら、次につなげていきたいと思います。
一番のポイントは"So What?"(で、何なんだ?)かな。
自分は何を撮りたかったのだろうか?
何を表現したかったのだろうか?
そこの詰めがまだまだ甘かった。
珍しいものの寄せ集めになってしまっていた。


2022年12月24日土曜日

2022年12月24日~Dec 24, 2022

 


- 雪景色 -

TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO on monopod
Shutter Speed = 1/1250 sec, ISO = 100, AE = 2.00, 
Color temperature = 4850K

今朝、目が覚めると雪国でした。
明け方から降り始めたようですが、日が高くなるにつれて気温も高くなり、どんどん融け始めました。
時折、日差しも差してきたので、逆光サイドから雪のキラキラ感を撮りたかったのですが、表面がすでに融けているせいかあまりキラキラしませんでした。
サザンカの木の上に残っている雪越しに、サザンカの花を一枚。
背景の白い暈けが良いアクセントになりました。
雪の白さを出すために、+2まで露出補正が必要でした。


2022年12月23日金曜日

2022年12月23日~Dec 23, 2022

 


- Origin of Light -

TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO on tripod
Shutter Speed = 1/1250 sec, ISO = 200, AE = -1.00, 
Color temperature = 4900K

今朝も冷え込み、外の手水鉢に氷が張りました。
さほどの厚みはなく、うまく取り出すことができました。
氷は丸い円盤の形をしているので、そのエッジを使って造形してみました。
偏光シートとPLフィルターを使用。
太陽の光が氷に反射して直接カメラに飛び込んでくるため、白飛びを避けるために、露出マイナス補正をかけています。


2022年12月22日木曜日

2022年12月22日~Dec 22, 2022


- sudden rain -

TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO on monopod
Shutter Speed = 1/1000 sec, ISO = 800, AE = 1.00, 
Color temperature = 4200K

今日は朝から雨模様。
雨が残した水滴に日差し、というシチュエーションを期待したのですが、日が差してきたと思うと、また、雨が降り出したり、と安定しない天気に、期待したシチュエーションでは撮影できませんでした。
ユリオプスデージーの黄色の花びらに残った水滴、そこに写り込む花を撮ってみました。


 

2022年12月21日水曜日

2022年12月21日〜Dec 21, 2022

 


- 翠黛 -

TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO on hand
Shutter Speed = 1/1000 sec, ISO = 200, AE = +1.00

苔のついた石に雪が積もり、いい具合に朝の日差しが当たっていたので一枚撮ってみました。
雪のように白いものを撮るときは、露出はプラスに補正が定石です。
苔の緑と、雪の白の対比が綺麗でした。
雪の表面には、氷の小さな結晶ができていて、それが日差しを反射してキラキラしています。
残念なことに、太陽が薄雲に覆われていて、今ひとつのキラキラになりました。


2022年12月20日火曜日

2022年12月20日〜Dec 20, 2022

 


- Stars’ Lights -

TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO on tripod
Shutter Speed = 1/200 sec, ISO = 800, AE = -1.00, F18
Color temperature = 4850K

氷の一部をマクロ撮影し、ピント位置を変えながら複数撮影したイメージを、ピントのあっている部分だけ取り出して合成したものです。
多深度合成と言います。
何枚も合成しなくても済むように、被写界深度(=ピントがあっている範囲)を深くするため、絞りを18まで絞っています。
必然的にシャッタースピードが遅くなるため、三脚が必須です。
マクロ撮影では、手前にピントがあるときと、奥にピントがあるときとで、撮影できる範囲が大きく異なる(ピントが奥に行くほど写る範囲が広くなる)ため、その分、手前にピントがあっているイメージを奥のそれに合わせて補正します。
そうしないと、ふたつのイメージの境界線で位置がずれてしまいうまく合成できなくなります(形が歪になる)。
氷の場合は、もともとの形がよくわかっていないので、そこまで神経質になる必要はないのですが、補正したほうが合成が楽にできます。
ピントがあっている部分の抜き出しは、Photoshopを使えばある程度自動でできますが、最後は2つのイメージを見比べながら、よりピントがシャープな方を残す、という作業を地道に繰り返すことになります。
この作品で、6枚のイメージを合成していますが、だいたい一時間仕事です。



2022年12月19日月曜日

2022年12月19日~Dec 19, 2022

 


- howl -

TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO on tripod
Shutter Speed = 1/250 sec, ISO = 200, AE = -1.00, 
Color temperature = 5750K

今朝は、天然の氷が張るほど冷え込みました。
が、厚く張りすぎて、氷をうまく取り出すことができず、結局、冷凍庫で一時間程凍らせた人工の氷を使いました。
氷を割って、割れ口を探っていると、怪獣のような造形が。
背景の暈けをうまく配置して、一枚まとめてみました。


2022年12月18日日曜日

2022年12月18日~Dec 18, 2022

 


- Burning like an agonizing flame -

TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/1000 sec, ISO = 800, AE = -1.00, 
Color temperature = 5550K

木漏れ日が落ちている山茶花の花をクローズアップ。
花びらの一部にスポットライトが当たり、面白い造形が見られます。
燃え上がる炎をイメージして、まとめてみました。


2022年12月17日土曜日

2022年12月17日~Dec 17, 2022


- melancholy -

TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO on monopod
Shutter Speed = 1/800 sec, ISO = 400, AE = -1.00, 
Color temperature = 5300K

今日はどんよりと曇り、時折、雨が降ってくる、日差しがない一日になりました。
光が柔らかく、花を撮るにはよい天気です。
光が少ないので、シャッタースピードを確保するためISO感度に注意しながら、ちょっと怪しげにサザンカの花を一枚。


 

2022年12月16日金曜日

2022年12月16日~Dec 16, 2022

 


- forming lines -

TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO on tripod
Shutter Speed = 1/2000 sec, ISO = 50, AE = +/-0, 
Color temperature = 4200K

予報に反して朝は雲ひとつ無い晴天に。
準備できていなかったので、一昼夜、冷凍庫に入れておいた氷で撮影に臨みました。
はやり氷は薄くないと発色せず、さらに、氷の中の気泡が光を乱反射するので全体に霞みがかってしまう状況。
気温も低く、氷もなかなか融けない。
しかたなく強制的に水をかけ、氷の表面に水の薄膜を作って発色させて撮った一枚。


2022年12月15日木曜日

2022年12月15日~Dec 15, 2022

 


- Peak -

TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO on tripod
Shutter Speed = 1/1600 sec, ISO = 200, AE = -1.00, 
Color temperature = 5150K

今朝はこの冬一番の冷え込みとなりました。
初氷が見られたそうです。
が、周りには自然にできた氷はないので、冷凍庫で作った氷を使用。
容器から氷を取り出した際、その衝撃で割れてしまいましたが、その割れ口を利用して一枚まとめてみました。

視線の誘導法について、少し考えがまとまったので書き留めておきます。
視線を誘導する要素としては、

1.顔・視線、あるいはそれに類似したもの
2.指・手、あるいはそれに類似したもの
3.大中小の並び
4.明暗
5.線
6.三角形
7.渦巻き
8.フレーム

の8つがあることは以前書きました。
それぞれに、視線を誘導する力に大小があります。
また、誘導する方向性にも違いがあります。
それをまとめたのが下図です。



横軸は、視線を誘導する力で、右へ行くほど強くなります。
縦軸は、方向性を表し、上側は片方向への誘導しやすさ、下側は両方向への誘導しやすさを表しています。上、下へ行くほど誘導方向以外の方向への誘導力が弱くなることを示しています。
例えば、視線は、眼を起点として視線が向いた方向へのみ強い誘導が働くことを示していて、円や正方形はまったく視線を誘導しないことを示しています。

写真の構図(フレーミング)は、これらの要素の特性を考慮しながら、複数を組み合わせて考えていくことになります。


2022年12月14日水曜日

2022年12月14日~Dec 14, 2022

 


- A cold winter day -

TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/400 sec, ISO = 800, AE = +/-0, 
Color temperature = 5300K

北西の風が強く、寒い一日になりました。
時折、強い風に雪曇が流されて来て日差しを遮ります。
次第に、日差しが雲に隠れていく、そんな瞬間を狙ってサザンカの葉っぱを撮ってみました。
日差しはそれほど強くなく、コントラストが弱くなるのを利用して画造りしました。
暗くなるので、ISO感度は上げてシャッタースピードを確保します。
RAW現像時にコントラストを上げる調整を行っています。


2022年12月13日火曜日

2022年12月13日~Dec 13, 2022

 


- Abstract expression of light -

TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/800 sec, ISO = 400, AE = -1.00, 
Color temperature = 3050K

今日は朝から雨でしたが、寒冷前線の通過とともに急速に天気は回復し、昼前には日差しが出てきました。
雨の水滴が消えてしまわぬうちにとカメラを持ち出し、水滴がいっぱいついたユッカの葉っぱを撮影です。
水滴による丸暈けをうまく配置しながら、一枚まとめてみました。


2022年12月12日月曜日

2022年12月12日~Nov 12, 2022

 


- Light Road -

TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO on tripod
Shutter Speed = 1/1250 sec, ISO = 100, AE = +/-0, 
Color temperature = 5100K

今朝は雲ひとつ無い晴天。
さっそく冷凍庫で氷を作って撮影に臨みました。
冷凍庫で一時間程かければ、手頃な氷ができます。
あまり凍らせると、氷の中に気泡が入ったり、単なる氷の塊になって、面白みに欠けることになります。
偏光シートを日が差してくる方に置くと、発色の様はある程度肉眼でも見ることができますが、どういう色合い、形で色が出ているかは、ファインダーを覗かないとわかりません。
大まかには肉眼で当たりを付けてアングルを決めたら、後はファインダーを覗いて画になるアングルを探して撮った一枚。


2022年12月11日日曜日

2022年12月11日~Dec 11, 2022

 


- Melting -

TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/1000 sec, ISO = 400, AE = 1.00, 
Color temperature = 4700K

融けていく花を表現してみたくて、多重露光による合成を試みてみました。
花と暈けと2枚を合成しています。
同じ花を暈したイメージを使うと、ソフトフォーカスのような効果を得ることができます。
これは別の花の暈けを利用しました。


2022年12月10日土曜日

2022年12月10日~Dec 10, 2022

 


- Monster Wave -

TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO on tripod
Shutter Speed = 1/30 sec, ISO = 800, AE = +/-0, F/16
Color temperature = 5550K

氷をマクロ撮影し、多深度合成しました。
マクロは絞っても被写界深度が浅いので、ピント位置をずらしながら撮影したイメージを複数枚(この作品は6枚)、ピントが合っているところだけを取り出して、それを合成して作ります。
ピント位置によってセンサーに写る範囲が異なるため、その分は合成時に補正する必要があります。
背景は暈けを活かしたかったので、ピントが合っていないイメージを採用しました。


2022年12月9日金曜日

2022年12月9日~Dec 9, 2022

 


- bouncing light -

TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/400 sec, ISO = 400, AE = +/-0, 
Color temperature = 4350K

最近ハイキーな一枚を撮っていなかったので、ちょっとハイキーな作品を。
日差しに対して真後ろではなく、45度くらい斜め横からのアングルでサザンカを撮りました。
葉っぱの棘は、光を四方に乱反射するようで、斜めからでもその輝きを捉えることができます。
真後ろほどの強さはないので、適度に背景の色を捉えられました。


2022年12月8日木曜日

2022年12月8日~Dec 8, 2022

 


- Photo-Graph -

TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO on tripod
Shutter Speed = 1/8000 sec, ISO = 100, AE = -1.00, 
Color temperature = 5000K

写真と絵画の違いのひとつに「マチエール」があります。
適当な日本語はないようですが、筆使いの跡であったり、絵の具の盛り具合だったりします。
昨日見に行ったリヒター展に展示されていた作品に、キャンパス全体を同じ灰色に塗りつぶしたものがあります。
同じ色に塗られていても、筆の跡とか絵の具の盛り具合によって、表情が生まれている。
色を使った抽象絵画でも、このマチエールが絵画の印象を大きく変えていることに感銘を受けました。
写真には、このマチエールはありません。
マチエールがないのが特徴と言ってもいいでしょう。
その代わり、光の表現、グラデーションとか、暈けなどは絵画にない特徴だと思います。
その特徴を最大限に活かした作品創りを心がけていきたいと思った次第。

さて、今日のお題は「氷」。
エリンギの入っていた器が変わった形をしていたので、それを使って氷を作って見ました。
偏光シートとPLフィルターを使用。


2022年12月7日水曜日

2022年12月7日~Dec 7, 2022

 


- Updraft -

TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/320 sec, ISO = 800, AE = -1.00, 
Color temperature = 4150K

今日は隣町で開催されているリヒター展に行ってきました。
抽象絵画の大家ですが、抽象絵画を「理解する」という行為は、意味のないことなんだろうな、ということを感じた次第。
色彩(の配置など)をどのように人が認識するのか、等実験的な作品も多々あり、参考になりました。

ということで、いつものように園芸植物のユッカを一枚。
木漏れ日が当たっているところをクローズアップ。
コントラスト差で日が当たっていない部分は暗く落ちてしまうので、日が当たっている部分だけが浮かび上がって、このような造形になりました。


2022年12月6日火曜日

2022年12月6日~Dec 6, 2022

 


- Thoughts are fleeting and fading -

TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO on tripod
Shutter Speed = 1/500 sec, ISO = 100, AE = -1.00, 
Color temperature = 4700K

朝方は雲が多くどんよりとした天気でしたが、次第に雲が切れ、強い日差しが出てきました。
一時間ほど冷凍庫で冷やして作った氷を使って撮影です。
変化が欲しくて氷を割ってみましたが、融けるのが早くて3ショットくらいしか撮れませんでした。
もう少し季節が進まないと、落ち着いて撮影はできないようです。
偏光シートとPLフィルターを使用。
中間リングは外しました。


2022年12月5日月曜日

2022年12月5日~Dec 5, 2022

 


- Urban Brilliance -

TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on tripod
Shutter Speed = 1/30 sec, F22, ISO = 800, AE = +/-0, 
Color temperature = 5300K

9枚のショットを多深度合成した一枚です。
F値は22、中間リングを入れて撮影しました。
中間リングを入れると、手前と奥の歪が大きくなりすぎて補正しきれないところがでてくるため、中間リングは入れないほうがいいかもしれないです。
氷は冷凍庫で作ったものを使用。
この時期、まだ、気温が高くすぐ融けてしまうので、時間勝負です。


2022年12月4日日曜日

2022年12月4日~Dec 4, 2022

 


- geometrical study -

TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/1000 sec, ISO = 200, AE = +/-0, 
Color temperature = 4450K

引き続きサザンカの葉っぱがお題です。
葉っぱの輝きはある程度肉眼で見ることができるので、ファインダーを覗く前に当たりをつけて、カメラのアングルを決めることができます。
葉っぱを先っぽから覗き込むようなアングルが見つかれば、葉っぱの縁の棘がカメラから見て遠ざかるような直線状に並ぶため、次第に暈けが大きくなるような暈けの並びを写すことができます。
棘が横一直線に並ぶと、同じ大きさの暈けが並びます。
これらを組み合わせて造形していく訳です。


2022年12月3日土曜日

2022年12月3日~Dec 3, 2022

 


- 反跳 -

TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/800 sec, ISO = 200, AE = -1.00, 
Color temperature = 5150K

今日のお題はサザンカの葉っぱです。
葉っぱの縁についている棘が、よく光を反射するのですが、この反射光が暈けると宝石のような暈けが現れるのが特徴です。
葉っぱに油分が多くなる冬が撮影に適しているようです。
他のシーズンでは、ここまでの輝きは得られません。
今回試しにPLフィルターをつけて撮影してみました。
PLフィルターは葉っぱの照かりを抑えるのに使いますが、やはり、フィルターが効いた状態では、この棘の暈けは消えるか薄くなってしまいます。
PLフィルターはつけないで撮影しましょう。


2022年12月2日金曜日

2022年12月2日~Dec 2, 2022

 


- fantasy(まぼろし) -

TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on tripod
Shutter Speed = 1/400 sec, ISO = 640, AE = -1.00, 
Color temperature = 5250K

一時は雨が降ってくるようなどんよりとした天気でしたが、昼過ぎくらいから日差しが出てきたタイミングで、氷撮影に臨みました。
氷は冷凍庫で作ったものを利用。
寒いとは言え、氷が融けるには十分暖かく、あっという間に融けてしまいました。
日差しがないと十分発色しないので、雲間から太陽が覗くのを待ちながらの撮影です。
直接、反射光がカメラに入ってくるので、白トビしないよう露出はマイナス補正で撮影するのがミソです。
全体の露出は、RAW現像時に調整(明るく)します。


2022年12月1日木曜日

2022年12月1日~Dec 1, 2022

 


- 牙 -

TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO on tripod
Shutter Speed = 1/200 sec, ISO = 200, AE = +/-0, 
Color temperature = 5750K

予報通り一足飛びに冬がやってきました。
そろそろこれの季節です。
勿論、寒いと言っても自然にはできませんから、冷凍庫で1時間ほど冷やして作ったものを使っています。
全部凍らせてしまうと、単なる氷の塊になってしまうので、1時間ほどでできた氷を使うほうが面白い造形が得られるようです。
偏光フィルターを通した太陽光を氷にあて、それをPLフィルターを通して撮影します。
多深度合成用に絞った(F16~20)写真も撮る必要から、三脚を使いました。
PLフィルターは主に余分な反射光をカットする目的で使います。
これは暈けが綺麗だったので、絞り開放で。

さて、人生初の個展は先週で終わりになりましたが、Aumu.のオーナー菱田さんのご厚意により、「美は細に宿る at Aumu.」と銘打って、Aumu.の一角をお借りしてミニミニ個展を開催することになりました。




月替りくらいで、個展で発表した作品を中心に、場合によっては新作を、一作品展示させていただきます。
大須にお寄りの際は、足を運んでいただけると嬉しいです。



2024年11月14日~Nov 14, 2024

- 交錯する世界 - 全国的に晴れの天気でしたが、この地区だけ朝からどんよりと曇り。 まったく日差しがないのでシャボンで遊ぶことにしました。 今日は緑色のグラスにシャボン液を作り、泡立てて撮影です。 シャボンの泡が隣り合うところを狙って一枚。 【撮影データ】 TAMRON SP ...