2024年10月31日木曜日

2024年10月31日~Oct 31, 2024

 


- 光の記憶 -

午前中は日差しがあったので、サザンカの葉っぱで一枚。
日差しを反射している葉っぱと、その隣の日差しが透けている葉っぱを組み合わせて画作りしてみました。

デジタルカメラは人の眼と仕組みが良く似ています。
人の眼の網膜にあたる部分がカメラのセンサーになりますが、カメラのセンサーは網膜ほどダイナミックレンジがありません。
逆光で、一番明るいところに露出を合わせると、肉眼では見えているところでも、カメラでは暗く落ちてしまいます。
これを上手く使えば、背景を整理すること(余計なものを消す)ができます。

この写真も、周りに他の葉っぱがあってごちゃごちゃしていますが、明るいところだけ写って、他は暗く落ちて見えなくなりスッキリとした画にできました。


【撮影データ】
TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/320 sec, ISO = 640, AE = -1.00, 
Color temperature = 4300K


2024年10月30日水曜日

2024年10月30日~Oct 30, 2024


- パラダイス -

寒冷前線が通過したのでしょう。
雨の雫が蒸発するまもなく急速に天候は回復し、日差しがでてきました。
こういうときはシャッターチャンス。
雨の雫がたくさんついたムラサキツユクサの葉っぱにカメラを向けました。
虹と同じ原理で、雨の雫を順光側から覗くと虹ボケができます。
虹は太陽とは真逆の方向に見えますが、虹ボケは、完全に太陽を背にしてしまうと自分の影が被写体にかかってしまいできません。
やや斜めの方向から覗くのがコツです。
肉眼でも色着いて見えます。
少し頭を左右に振ると、色がキラキラと変わって見え、見つけやすくなります。
キラキラ見える方向にカメラを向け、ピントを調整します。
カメラのアングルを左右上下に変えると、ボケの形が変わります。
また、ボケ具合で大きさが変わるので、構図を考えながら、ピント位置、アングルを調整していきます。
ボケ部分は日差しが直接カメラに入ってきているポイントになるため、そこが飛ばないように露出はマイナスに補正が基本です。


【撮影データ】
TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/800 sec, ISO = 200, AE = -1.00, 
Color temperature = 3750K


 

2024年10月29日火曜日

2024年10月29日~Oct 29, 2024


- 光の幻想 -

今日も秋雨前線の影響で曇りスタート。
午後からは雨になるというので、午前中にグラスにシャボン液を作り泡を立てて外へ。
やはり太陽光のほうが発色がいい。
曇り空を写したシャボンの膜を探して一枚。
肉眼でもある程度見えるので、アングル等は肉眼で目星を付けておいてカメラを向けると効率がいいです。


【撮影データ】
TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/320 sec, ISO = 400, AE = -1.00, 
Color temperature = 6050K


 

2024年10月28日月曜日

2024年10月28日~Oct 28, 2024


- 光跡 -

ナンテンも、葉っぱや茎に雨の雫がつきやすい植物です。
朝の内降っていた雨も午前中にはあがり、薄く日がさすような天気に。
ナンテンの葉っぱに溜まった雨に写り込んだ空を撮ってみました。
メリハリをつけるために、周囲は焼き込んでいます。


【撮影データ】
TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/320 sec, ISO = 800, AE = -1.00, 
Color temperature = 4800K


 

2024年10月27日日曜日

2024年10月27日~Oct 27, 2024

 


- 彩(あや) -

並んで咲いていたムラサキツユクサの花で一枚。
一枝に花ひとつが大多数ですが、たまに二輪咲きます。
手前の花を暈し、奥の花の蕊にピントを合わせました。
葉っぱもうまく取り入れてまとめてみました。


【撮影データ】
TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/1250 sec, ISO = 200, AE = -1.00, 
Color temperature = 4600K


2024年10月26日土曜日

2024年10月26日~Oct 26, 2024


- Crystal pink -

秋薔薇の開きかけた蕾が、薄曇りの空の下、妙に透き通った色をしていました。
その透明感を表現したくて一枚。
花のやや奥にピントを持っていき、手前側を前ボケにすることで透明感を出してみました。


【撮影データ】
TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/640 sec, ISO = 800, AE = +/-0, 
Color temperature = 2900K


 

2024年10月25日金曜日

2024年10月25日~Oct 25, 2024

 


- New Wind -

久しぶりに日差しが戻ってきました。
それもつかの間、午後には曇りがちに。
これから一週間くらい秋雨前線の影響で日差しのない日が続くとの予報です。
被写体に困りそうです。

さて、いつものコルジリネ・レッドスターの葉っぱの隙間から、背景の日差しを主役にして一枚。
ピントは葉っぱのエッジに合わせてシャープな切れ味を表現してみました。


【撮影データ】
TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/1000 sec, ISO = 200, AE = -1.00, 
Color temperature = 3300K


2024年10月24日木曜日

2024年10月24日~Oct 24, 2024

 


- 秋の風 -

どうもすっきりしない天気が続きます。
薄曇りの弱い日差しで色々試しましたが、こちらもスッキリしない。
もはや季節外れのアサガオが花を付けていたので一枚。
花を真横から覗いて、ピントは花の筒の縁に合わせ、花の縁を暈して漂うイメージを表現してみました。


【撮影データ】
TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/800 sec, ISO = 400, AE = -1.00, 
Color temperature = 5100K


2024年10月23日水曜日

2024年10月23日~Oct 23, 2024


- passion -

今日は朝から雨が降る天気。
雨の間隙を突いて雨の雫がいっぱい付いたコルジリネ・レッドスターを狙うことに。
日差しがなくても、雫は曇り空を写して光るアングルがあるので、そのアングルを探って一枚まとめてみました。
光る様子は肉眼でも見ることができるので、ある程度当たりをつけておいてファインダーを覗くと見つけやすいです。


【撮影データ】
TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/320 sec, ISO = 800, AE = -1.00, 
Color temperature = 3300K


 

2024年10月22日火曜日

2024年10月22日〜Oct 22, 2024

 


- 仮想空間 -


葉っぱの上についた朝露を、朝の日差しで照らして逆光サイドから一枚。

ピントを奥のほうに合わせると、奥行き感を表現できます。


デジタルカメラと人の目の仕組みがよく似ていること、画像処理の性能に大きな違いがある(人のほうが圧倒的に優れている)ことを先日書きました。

もうひとつ(ふたつ?)違いがあります。

それは、撮像素子(センサー)と網膜の性能差。

明るいところと暗いところを見る能力(ダイナミックレンジと感度)の違いです。

センサーには網膜ほどのダイナミックレンジはなく、人の目には見えているところでも、カメラでは暗く落ちてしまいます。

この特性をうまく利用して背景を整理したり、目では見えない空気感を演出できます。


逆に、見た目以上に影がうるさくなるため、日差しが強いときは、日中シンクロとかレフ板を使うなどして影を消す必要があります。

一方、センサーは網膜より格段に感度がいいです。

夜間でもフラッシュを使わなくてもISO感度を上げれば写りますし、星は人の目で見ることのできないような暗い星でもくっきり写すことができます。

こうした特性を効果的に使えば、見ることのできない世界を写し出すことができます。



TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO  using 31mm Extension Tube on monopod

Shutter Speed = 1/1600 sec, ISO = 200, AE = -1.00, 

Color temperature = 3900K



2024年10月20日日曜日

2024年10月20日~Oct 20, 2024


- 咲く -

ガーベラとコスモスが咲いているので、ガーベラの花越しにコスモスの花を狙ってみました。
逆光サイドからの撮影。
コスモスの花びらひとつだけおかしな方向に伸びていたので、それを主役に、他の部分はガーベラの暈けに隠して溶けているような感じに仕上げてみました。


【撮影データ】
TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/1000 sec, ISO = 200, AE = 1.00, 
Color temperature = 5700K


 

2024年10月19日土曜日

2024年10月19日~Oct 19, 2024

 


- 光量子 -

午前中、久しぶりに強い日差しが差し込んできました。
早速、サザンカの葉っぱをお題に。
サザンカの木の上の方ではなく、ひとつ下の方でサザンカが作る木漏れ日があたっている葉っぱを探します。
葉っぱの一部だけに日があたっているので、葉っぱの形が見えなくなるのが面白いところです。
木漏れ日があたっている奥の葉っぱの緑をうまく背景に配して一枚。


【撮影データ】
TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/1250 sec, ISO = 250, AE = -1.00, 
Color temperature = 4710K


2024年10月18日金曜日

2024年10月18日~Oct 18, 2024

 


- Stage -

コスモスも花より種になった個体がのほうが多くなってきたのに、なかなかスッキリと晴れる日がありません。
今日も雲が多い一日。
雲を通して差し込む薄日を頼りにコスモスで一枚。


【撮影データ】
TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/1000 sec, ISO = 200, AE = -1.00, 
Color temperature = 3750K


2024年10月17日木曜日

2024年10月17日~Oct 17, 2024


- 回帰 -

サザンカの葉っぱと蜘蛛の糸を組み合わせて一枚。
この時期、こうした蜘蛛の糸をよく見かけます。
移動に使っているのでしょうか、巣を作る目的ではないことは明らかです。

ところで、デジタルカメラの仕組みは人の目とよくにています。
瞳から入った光は、

 水晶体 → 網膜 → 大脳 → 視覚野

と伝わって視覚野で画像化されます。
デジタルカメラでは、

 レンズ → 撮像素子 → 画像処理エンジン → メモリ

と伝わってデジタルデータ化されます。
人の大脳に相当するのがデジタルカメラの画像処理エンジンですが、その性能は大脳には遥かに及びません。
生物が目を獲得したのはおよそ五億年前らしいですが、それだけの時間をかけて”開発”してきただけあって大脳の画像処理性能はとても優れています。
人の耳は、多くの雑音の中から聞きたい音だけを取り出すことができるように、人の目は見たいものだけを見ることができます。
これは大脳の画像処理の結果です。
残念ながら、デジタルカメラの画像処理エンジンにはこの能力はありません。
AIを使ってもできないでしょう(何を”見たい”かは人それぞれなので)。
美しい風景を写真に撮って後から見ると、なんかがっかり、というのはこの画像処理性能の違いによります。
画像処理の仕組みは人の目とデジタルカメラとは同じなので、後は、画像処理エンジンの性能差を補ってやれば、”美しい風景”を見ることができるはずです。
それが、RAW現像あるいはレタッチと呼ばれる作業です。
ファインダーを通して見た感動を再現する、それがレタッチです。

【撮影データ】
TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/800 sec, ISO = 200, AE = -1.00, 
Color temperature = 4000K


 

2024年10月16日水曜日

2024年10月16日~Oct 16, 2024

 


- 地平 -

今日も朝から曇天。
時折雨が降るような天気だったので、シャボン玉(正確には、シャボンの泡)で遊ぶことにしました。
窓から差し込む光も乏しいので、光源はLEDライトにしました。
ガラスのグラスにグラスの口いっぱいに広がるシャボンの泡を一個作って、真上からLEDライトを照らし、真横から狙ってみました。


【撮影データ】
TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/320 sec, ISO = 800, AE = -1.00, 
Color temperature = 5500K


2024年10月15日火曜日

2024年10月15日~Oct 15, 2024

 


- 惜秋 -

今日は朝からどんよりと曇り。
日差しは全く望めないので、中間リングを外して普通に花撮りにしました。
前ボケを活かした画作りをしたいので、近くに並んで咲いている2輪を探します。
暈すほう(手前に咲いている個体)は形が崩れていてもかまいませんが、主役となる方(後ろに咲いている個体)は形のいいものを探します。
前ボケが後ろの花の蕊にかかってしまうと花らしくなくなってしまうので、かからないアングルを探りますが、風で揺れているので最後は下手な鉄砲方式です。
後ろにも小さく花を入れて、まとめてみました。
ちょっと落ち着いた色にしたかったので、露出はマイナスに補正しました。


【撮影データ】
TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO on monopod
Shutter Speed = 1/1000 sec, ISO = 400, AE = +/-0, 
Color temperature = 4050K


2024年10月14日月曜日

2024年10月14日~Oct 14, 2024

 


- Space Travel -

今日のお題は、と探しているとサザンカの葉っぱの間で蜘蛛の糸がキラキラ光っていたので一枚。
背景にサザンカの葉っぱの棘の宝石ボケを配置して、シンプルにまとめてみました。
蜘蛛の糸はピントがあっていないところに独特のきれいな縞模様が現れるので、いかにピントを合わせないかがポイントです。
ピントが合ってしまうと白い一本の線になってしまうし、外れすぎてもボケが大きくなって背景に埋もれてしまう。
ちょうどいいところをファインダーで見ながら探ります。
背景との関わり(背景にピントが合うと主役をそっちに奪われかねない)もあるので、色々試行錯誤します。
また、結構強く光を反射しているので、白トビしやすいです。
露出はマイナスに補正しておきましょう。


【撮影データ】
TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/4000 sec, ISO = 800, AE = -1.00, 
Color temperature = 4800K


2024年10月13日日曜日

2024年10月13日~Oct 13, 2024

 


- Cool Wind -

今日はコルジリネレッドスターにいい光があたっていたので、これで一枚。
コルジリネの葉っぱはそよ風くらいであれば揺れないので、比較的スローシャッターが切れます。
RAW現像でハイキーに仕上げてみました。

個展も終わったことだし、次回に向けて開催までの段取りを整理しておきます。

  1. 開催時期の決定(何事も締め切りを作るとスケジュールを逆算できるので楽。また、会場によって申し込み期限が異なる(早いところは一年前)ので、期限を逃さないためにも大まかでも決めたほうがいい)
  2. 主たる展示作品の選択(展示したい作品数点を決める。お気に入りとか賞をもらった作品などが候補)
  3. テーマの決定(展示したい数点からテーマを決める。テーマから入るとテーマに合う作品がなくて挫折しやすい)
  4. テーマに沿って、展示したい数点を補足する作品を選ぶ。会場を決めるまでにここまで進めておくと何かと好都合
  5. 会場の申し込み(申し込みに際し、展示会名、テーマ・概要、作品数点~十数点の提出が必要。審査がある場所も)
  6. 会場が決まったら、会場への搬入経路や、そのタイミング、搬入方法、展示方法を早めに確認しておく。場所によっては、宅配等による事前持ち込み不可のところもある。
  7. 会場のレイアウトに合わせ、4で選んだ作品の展示レイアウトを作る。小さくプリントして模造紙等に張り出してもいいし、画像処理ソフトでレイアウトしてもいい。主たる展示作品は大きくプリント、他は小さくプリントと同じ大きさにしないほうがメリハリがでます。また、階段状にするとか上下斜めなど一直線でない展示もいいですよ。この時点で数が足りなければテーマに沿った写真を撮り足す。多ければ展示候補から外す。会場によっては、申込み期限から開催まで時間がないところもあるので、申請が受理される前提でこのレイアウトを作っておく。
  8. 4で選んだ写真をプリント、額装(あるいはパネル制作)する
  9. 案内DMの作成、送付。多くのギャラリーで直接行けば案内DMをおいてくれる。郵送は1ヶ月前くらい。SNS等での告知も有効。SNSでは複数回告知するといいらしい。
  10. キャプションの作成(切手のないインクジェットはがきの通信面にプリントすると比較的簡単にできる。時間のある方はそれを貼りパネに。)挨拶文や自己紹介文・経歴も作っておくと親切です。ステートメント(作品の説明文)もあるといい。
  11. 記帳簿の用意(市販の芳名録を買ってもいいし、A4紙に自作プリントしても個性的。最近は、個人情報保護もあってGoogleのForm等使ってスマホから記帳できるようにするのが流行りらしい。)
  12. 展示に際し、必要な作業の洗い出しと方法の決定。必要に応じて助っ人手配、業者依頼する。

後は、展示を待つのみ。


【撮影データ】
TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/125 sec, ISO = 800, AE = -1.00, 
Color temperature = 3700K


2024年10月12日土曜日

2024年10月12日~Oct 12, 2024


- Supersonic -

庭へ出るとムラサキツユクサの葉っぱに格好の木漏れ日があたっていたので一枚。
ムラサキツユクサの葉っぱにも産毛が生えていて、それが日差しを受けて光っているものを横からのアングルで捉えました。
ピントは日差しのあたっている端あたりへ。
日があたっている部分は大きく暈けて、発光しているかのように写りました。

さて、個展も終わったので今回の反省ポイントをまとめておくと、

  1. コンテンポラリーアートではステートメント(説明文)が重要だと言われています。フォトブック、展示ともにステートメントがあったほうが良かったかな?
  2. 受付の上にも展示スペースがあり、そこも展示(ポスター的なもの)したら、との指摘がありました。
  3. Facebookとか個展の告知は頻繁にしたほうがよさそう。一回だけでは見落としたらアウト。
  4. 1にも関係しますが、ギャラリートークの時間を設けたほうがいいかも。

行きたかったけど都合がつかなかった、という声を複数いただきました。
展示スペースの関係で全部を展示できなかったし、資金の問題はあるけど、どこかでもう一度やりたいなぁ~。


【撮影データ】
TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/500 sec, ISO = 400, AE = -1.00, 
Color temperature = 4750K


 

2024年10月11日金曜日

2024年10月11日~Oct 11, 2024


- 霊峰 -

ほぼ一週間ぶりにカメラを手にしました。
新しい表現を求めて再始動です。
ただ、まだ感覚が戻って来ていない感じ。

漸く秋っぽくなってきましたが、小振りながらアサガオの花が沢山咲いています。
青い花にいい光があたっていたので一枚。
深い青を表現するために、常套手段のマイナス補正です。
ハイライト優先測光で露出を決めているので、補正値(-1)以上にシャドウ部分は暗くなっています。


【撮影データ】
TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/1000 sec, ISO = 200, AE = -1.00, 
Color temperature = 4800K


 

2024年10月10日木曜日

2024年10月10日~Oct 10, 2024

 


- 光妖精の悪戯 -

今日で個展終了です。
のべ280名の方にご高覧いただきました。
ちょうど秋雨のタイミングにあたってしまったようで、期間中青空が覗いたのは今日だけでした。
足元の悪い状況でも、足を運んでいただけるというのはそれだけ熱心な方が多かったと言うことだと感謝しかありません。

最後の一枚は氷を使ったものです。
冷凍庫で30分ほど冷やして作った薄い氷を太陽光の下に。
冬の朝の低い日差しを利用して、氷に反射した光を捉えたものです。
低いアングルから狙うので、奥にピントを合わせると手前は大きく暈けるのを利用して画作りします。
偏光シートを日差し側において、偏光シートを通した光=偏光光を当てるのが発色の味噌です。


【撮影データ】
TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/2500 sec, ISO = 200, AE = -1.00, 


2024年10月9日水曜日

2024年10月9日~Oct 9, 2024

 


- Future -

個展も残すところ後1日となりました。
明日は次の展示へと展示替えがあるため、14時までの開場です。
お間違えのないように。

さて、展示作品から今日は言わずとしれた蜘蛛の巣の作品。
僕の作品の中では珍しく何を撮ったか分かる作品です。
仲間内では、何を撮ったか分かってしまう(抽象度が低い)ので、良くないとの評判ですが、やっぱり自分が好きなので入れてしまいます。

蜘蛛の巣を撮るときは、最初に、日があたってキラキラしている巣を探します。
次に、なるべく背景が暗くなるようなアングルを探し(ここまでは肉眼で)、カメラを向けます。
露出はマイナスに補正します。
蜘蛛の巣に反射する光は強いので、白飛び、色潰れしてきれいな虹のような縞模様は消えてしまうので、露出補正には気を使ってください。
ちょっと暗い(アンダー)かも、くらいでも十分です。

背景の暈けを主題とどう組み合わせるか、ファインダーを覗きながらアングルを調整。
暈けの部分にきれいな縞模様が現れるので、その様子を見ながらピント位置を決めてシャッターを切ります。
よほど好条件でなければ、巣は風に吹かれて揺れているので、反射神経に自信があるかたは、イメージした形になった瞬間に一発撮りでもいいですが、歩留まりを考えると、連写で撮るのがおすすめです。


【撮影データ】
TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO on monopod
Shutter Speed = 1/800 sec, ISO = 400, AE = -1.00, 


2024年10月8日火曜日

2024年10月8日~Oct 8, 2024

 


- Quantum -

現在開催中の個展から一作品。
サザンカの葉っぱを先端から葉っぱのつけ根方向にピントをずらし、葉っぱの縁にある棘が形成する光の丸いボケが中央になるよう、配置を微調整しました。
ピントは葉っぱの棘のボケの大きさが適当になる位置まで遠くに合わせました。。

個展もあと2日。
お見逃しなきよう。。。


【撮影データ】
TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/800 sec, ISO = 200, AE = +/-0, 


2024年10月6日日曜日

2024年10月6日~Oct 6, 2024


- Light Wave -

今日はそこそこのお天気の日曜日。
でも、日曜日っって休日、というほど客足は伸びない一日に。
来客数は30名でした。
本作品のモチーフは手水鉢の水面です。
手水鉢に落ちる水が作る波紋を捉えたものです。

前回は、初めての個展ということもあって、借用したギャラリーの壁すべてをどうやってすべて埋め尽くすか、に尽力して作った個展でした。
一過性(展示期間は一週間)で終わってしまうのが勿体なくて展示作品をすべて収めたBook(作品集)を作りました。
今回は、先に一つの作品としてBookを作ることにしました。
展示という形式の表現方法では、どうしても展示会場の大きさという制約を受けてしまうので、そういう制約のない本という形式の表現方法で作品を作ってみたかった。
展示は二次元の作品を展開できますが、本は順番にページを捲っていく一次元の表現になります。
また、写真はRGB空間で色表現しますが、本は印刷物なのでCMYK空間での色表現。
そういう違いがあるので、ある意味、展示とは別の作品をひとつ作る感じになりました。
また、本そのものが作品なので、写真という個々の作品を集めた写真集ではなく、ましてや、展示作品を一覧化した図録でもない、言ってしまえば絵本のようなひとつの作品作りをめざしました。
なので、作品に関係のない、例えば、ページ番号とか、個々の写真のタイトルとか、ましてや個々の写真の撮影データ等はすべてなくしました。
結果、時間もお金も前回とはかけ方が桁が違うと言っても過言ではないほどになってしまい、ちょっとお高くなってしまったのは申し訳ない感じがします。
が、それだけに読み応え(?)のある絵本になったと自負しています。
作品なので30部限定で、ひとつひとつにエディションを入れました。
当然、サインも^^

で、今回の個展はその絵本の中から会場の制約も考慮して、ピックアップした作品を並べるというアプローチになっています。
僕の作品は具象ではなく抽象で、ただでさえ、分かりにくい、と言われます。
ちょっと昔は、「そうやって(技術の未熟さを)煙にまいているのさ」と粋がっていましたが、少しでも思いを伝える(ステートメントと言います)ことのほうが親切なのかな、と感じた今日一日でした。


【撮影データ】
TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO on monopod
Shutter Speed = 1/640 sec, ISO = 800, AE = -1.00, 
Color temperature = 2000K


 

2024年10月5日土曜日

2024年10月5日~Oct 5, 2024

 


- 光あれ -

今日は雨も上がり、昼前には日差しも出てくる比較的良い天気に。
お客さんの足も戻り、今日の来客数はちょうど40名となりました。(個展の案内はこちらから)
今日取り上げる作品は、コルジリネレッドスターをモチーフにしたもので、写真展の冒頭を飾る4枚組の作品のひとつです。
確か、葉っぱの半ばくらいのところだけ日が差していて、その明るい部分を狙った一枚だったはず。
コルジリネレッドスターはその名の通り赤っぽい葉っぱをしていますが、カメラの自動ホワイトバランスのセンサーが、レッドスターの赤を白にしようと色温度を下げるので、なんとなく全体は青っぽくなった(と推測される)一枚です。

https://www.fujifilm.co.jp/photosalon/nagoya/24100401.html

【撮影データ】
TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/3200 sec, ISO = 400, AE = -1.00, 
Color temperature = 2000K


2024年10月4日金曜日

2024年10月4日~Oct 4, 2024

 


- Birth of Color -

今日から個展「光の記憶」が始まりました。
朝から生憎の雨という天気になりましたが、45名の方に足を運んでいただきました。
ありがとうございます。
ということで、今日から一週間、個展Weekと題して個展に展示した作品の中から一点を紹介していきたいと思います。
初日の今日は、案内用のDMに使用した一枚。
モチーフはシャボン玉です。
窓から差し込む薄日を使って撮影したもの。
いくつもシャボンの泡を作っておいて、その表面に窓からの光が写り込んでいる状態のものを表面にピントを合わせると虹色のグラデーションができました。


【撮影データ】
TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/320 sec, ISO = 800, AE = -1.00, 


2024年10月3日木曜日

2024年10月3日~Oct 3, 2024

 


- ひととき -

花を撮るときの常套手段のひとつに、2つの花を前後に重ねて撮る方法があります。
重ね方や前後の距離によっていろいろな表現ができます。
離れすぎると一方がボケ過ぎて存在感がなくなってしまうので、10センチ前後離れている2輪を探します。
これは、ほぼ並んで咲いている2輪を撮ったもの。
カメラアングルは2輪が完全に重なる位置に取りました。
前後どちらにピントを合わせるかは表現の意図次第ですが、僕はどちらかというと後ろに合わせるほうが好きです。
花びらが前の花のボケに隠されてより抽象度があがるからですが、それも好みの問題です。
この対ではちょうど蕊の位置が重なって、後ろの蕊の存在をより強調する形になりました。
ボケの向こうに主題があるためピントの山がわかりにくくなり、シャッター一度で決めることはほぼ不可能です。
下手な鉄砲方式で連写してピントが最も合っていた一枚を選ぶようにします。

明日からいよいよ個展開始です。
午後から展示に行きますが、どうも雨になるようで。。。


【撮影データ】
TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/800 sec, ISO = 640, AE = -1.00, 
Color temperature = 4000K


2024年10月2日水曜日

2024年10月2日~Oct 2, 2024


- Space Tour -

サザンカの葉っぱの間を蜘蛛の糸が漂っているのを見つけました。
恐らくは、蜘蛛が移動する際に使ったものと思われます。
まずは、蜘蛛の糸がキラキラするアングルを探し、アングルを微調整しながらサザンカの葉っぱの棘ボケを配置して一枚まとめてみました。


【撮影データ】
TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/320 sec, ISO = 200, AE = -1.00, 
Color temperature = 4300K


 

2024年10月1日火曜日

2024年10月1日~Oct 1, 2024

 


- 夢 -

コスモスの花が盛んになってきました。
夏が暑かったせいか、小ぶりでちょっと形の悪い個体が多いです。
蕾もたくさんついているのでこれからに期待したいと思います。
その蕾ですが、よく光を反射します。
ボケると綺麗な宝石の丸ボケになりました。
その蕾を花の後ろに丸ボケにして配して一枚まとめてみました。


【撮影データ】
TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/2000 sec, ISO = 200, AE = -1.00, 
Color temperature = 4400K


2024年11月14日~Nov 14, 2024

- 交錯する世界 - 全国的に晴れの天気でしたが、この地区だけ朝からどんよりと曇り。 まったく日差しがないのでシャボンで遊ぶことにしました。 今日は緑色のグラスにシャボン液を作り、泡立てて撮影です。 シャボンの泡が隣り合うところを狙って一枚。 【撮影データ】 TAMRON SP ...