2022年10月31日月曜日

2022年10月31日~Oct 31, 2022

 


- Flower in the sky -

TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO on monopod
Shutter Speed = 1/800 sec, ISO = 400, AE = 0.70, 
Color temperature = 3450K

今日は朝から曇り空。
光が少ないので中間リングは外しました。
中間リングを入れると、一段強暗くなります。
その分、ISO感度を上げないとシャッタースピード(目安=1/1000秒)を稼げなくなります。
ISO感度も上げ過ぎると、ノイズが増え、グラデーションが綺麗でなくなったり、物の質感が損なわれるので注意が必要です。
私が使っているカメラで、ISO感度は800まで。
どうしても上げたいときは1600までとしています。
すっきりとした黄色を出したいので、露出はプラスに補正。
ISO感度を800まで上げて、プラス補正を+1までとするか、ちょっと迷いましたが、0.7でも黄色はでていたので良しとしました。

Cloudy skies this morning.
I removed the intermediate ring because of the low light.
When the intermediate ring is inserted, the image becomes one step darker.
Therefore, I had to increase the ISO sensitivity to obtain a higher shutter speed (approx. 1/1000 sec.).
If the ISO sensitivity is increased too much, noise will increase, gradation will not be beautiful, and the texture of objects will be lost, so be careful.
With the camera I use, ISO sensitivity is limited to 800.
If I really need to increase it, I set it to 1600.
I want to get a clean yellow color, so I compensate the exposure to a positive value.
I wasn't sure whether to raise the ISO sensitivity to 800 and set the positive exposure compensation to +1, but I decided to go with 0.7 because the yellow color was still there.


2022年10月30日日曜日

2022年10月30日~Oct 30, 2022


- In the dream -

TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/160 sec, ISO = 250, AE = 1.00, 
Color temperature = 4150K

山茶花の葉っぱを逆光サイドから狙いました。
ちょっと日差しが薄雲に隠れたときにシャッターを切ったものです。
日差しが弱いので、露出をプラス補正。
低コントラストの淡い雰囲気で、夢の中を表現してみました。
あえてピントは外し、暈けだけの構成です。

I aimed at the leaves of the mountain tea plant from the backlit side.
The shutter was released when the sunlight was a bit hidden by light clouds.
Because the sunlight was weak, the exposure was positively compensated.
I tried to express a dreamy atmosphere with a low-contrast, pale atmosphere.
I dared to remove the focus, and only used vertigo in the composition.


 

2022年10月29日土曜日

2022年10月29日~Oct 29, 2022

 


- Burning Fall -

TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/800 sec, ISO = 200, AE = +/-0, 
Color temperature = 5150K

ちょっと赤味がかったコスモスの花が、逆光に輝いていたので、今日のお題としました。
マクロ撮影では、形が整っていないほうが画になります。
ピントをどこに合わせるか、迷いましたが、ガクと思われる部分が一番輝いて見えたので、そこに合わせることに。
わずかに風が吹いていて、ファインダーの中で右に左に。
風が止むのを待ちながら、連写でカバーします。
花びらにゴミでもついていたのでしょうか?
それが丸暈けを作り、良いアクセントになりました。

The slightly reddish cosmos flower was shining in the backlight, so I chose it as today's subject.
In macro photography, the less well-formed the flower is, the better the picture will be.
I was not sure where to focus. The part of the flower that I thought was the gunk looked the brightest, so I decided to focus there.
There was a slight wind blowing, which made the image move left and right in the viewfinder.
While waiting for the wind to stop, I covered it with continuous shooting.
Was there any dust on the petals?
It made a rounded vertigo and was a good accent.


2022年10月28日金曜日

2022年10月28日~Oct 28, 2022

 


- Advent -

TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/3200 sec, ISO = 200, AE = -1.00, 
Color temperature = 4700K

逆光に輝いているコスモスの花を探して一枚。
一番奥にある花びらに、最も日が当たっていたのでこれを主題にすることに。
この花びらを大地に見立て、雲間から日が差し込んでいるイメージでまとめてみました。
花の形が歪んでいたので、手前の花びらによる暈けがちょうど良いところに来ました。
形の整った花より、歪んでいたり、二、三枚花びらが取れているような個体の方が、マクロ的には面白い画が撮れます。
背景を黒く落とすためにマイナス補正とし、RAW現像時にコントラストを上げています。

I took this shot looking for a cosmos flower shining in the backlight.
The petal at the far end had the most sunlight, so I decided to use it as my subject.
Using this petal as the earth, I tried to create the image of the sun shining through the clouds.
Since the shape of the flower was distorted, the petals in the foreground were in the right place.
Rather than a flower with a well-defined shape, a distorted flower with two or three petals missing is more interesting from a macro point of view.
I used a negative correction to blacken the background and increased the contrast during RAW development.


2022年10月27日木曜日

2022年10月27日~Oct 27, 2022


- Cosmos(小宇宙) -

TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/1250 sec, ISO = 200, AE = -1.00, 
Color temperature = 3500K

コスモスもそろそろ終わりです。
花の数も少なく、大きさも小ぶりになってきました。
コスモスのように平らな花は、真横から撮ると前後の花びらが暈けて、面白い造形が得られます。
木陰に咲いている個体を探して、木漏れ日の模様を活かしました。
暗闇に浮かぶ小宇宙をイメージして、色温度は低めに、というか、例によってセンサーの誤作動?で青色なった瞬間、シャッターを切りました。
背景を黒く落とすため、マイナス補正で。

The cosmos are almost finished.
The flowers are fewer in number and smaller in size.
Flat flowers like cosmos can be photographed from the side to create interesting shapes by blurring the petals in front and behind.
I looked for an individual blooming in the shade of a tree and took advantage of the pattern of sunlight filtering through the trees.
I kept the color temperature low to create the image of a microcosm floating in the dark, or perhaps, as usual, the sensor malfunctioned? As usual, the moment the color turned blue due to a sensor malfunction, I released the shutter.
Negative correction was used to drop the background to black.


 

2022年10月26日水曜日

2022年10月26日~Oct 26, 2022

 


- 野菊 -

TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO on monopod
Shutter Speed = 1/1250 sec, ISO = 800, AE = 1.00, 
Color temperature = 4900K

今朝は各地、今シーズン一番の冷え込みになりました。
朝露を探して野へ出発。
狙いは、朝露による丸暈けです。
丸暈けは主役にはならないので、主役になりそうなものをまず探します。
主役が見つかったら、主役の逆光サイドにまわり、その背景にきらめく朝露がないか探します。
朝露があっても、なくてもとりあえずファインダーは覗きます。
結構、意外なものが、暈けを作ることがあるからです。
この野菊も、ひとつを覗いて、他の暈けは背景にある草の反射のようです。
そのひとつだけある特徴的な丸暈けと、主役とのフレーミングを調整していると、幸運にも、主役の花の蕊にだけ日差しが当たり始めたので、フレーミングもそこそこにシャッターを切りました。


2022年10月25日火曜日

2022年10月25日〜Oct 25, 2022


- Elegant curves -

TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/640 sec, ISO = 200, AE = -1.00, 
Color temperature = 3950K

一昨日、山茶花の葉は逆光サイドから、と書いて、順光サイドから覗くとどうなるのだろうと、ふと思い立ちました。
水滴等は、順光サイドから覗くと、虹が現れるのと同じ原理に基づき、虹色の暈けが見られます。
同様に、面白い光が見えるかもしれません。
ということで、順光サイドから、山茶花の葉っぱを覗いたのですが、葉っぱの突起は順光サイドへは光を反射しないようです。
やむなく、斜光サイド、太陽と被写体を結ぶ線に対して垂直方向、横から覗いてみたのがこれです。
突起からの光の反射は、逆光サイドより少なく、柔らかい曲線を醸し出してくれました。
反射が少ないので、葉っぱからの強い反射に消されてしまいます。
それをうまくフレームアウトさせるのがコツです。



 

2022年10月24日月曜日

2022年10月24日~Oct 24, 2022

 


- 待ち人 -

TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/800 sec, ISO = 200, AE = 1.00, 
Color temperature = 5050K

ユリオプスデージーの茎もほっそりとしていて画になります。
葉が生い茂っているところから、花の茎だけ20cmくらい伸びてきて、その先っぽに花が咲いています。
茎の細さが際立つように、ちょっと引きで捉えました。
茎についている花はあまり目立たないようにフレームアウトし、背景が単調にならないよう、アクセントとして他の花を暈けとして入れました。
ピントは当然、茎に持っていきますが、なるべく茎がカメラから等距離に位置するよう、カメラのアングルを調整します。
茎全体にピントが合うとカッコいいですが、背景の暈けの位置も変わってくるので、ピントが合っている範囲と、暈けの位置とを勘案しながら、アングルを決めることになります。
前暈けを配置して、ピントが合わない部分を隠す方法もあります。


2022年10月23日日曜日

2022年10月23日~Oct 23, 2022

 


- Becoming gradually brighter -

TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/800 sec, ISO = 200, AE = +/-0, 
Color temperature = 3150K

山茶花の葉っぱが、撮り頃になってきました。
脂分が多くなり、鏡のように光を反射します。
山茶花の葉っぱを撮るときは、基本、逆光サイドにカメラをセットしています。
太陽から見て真後ろより、少し斜めの位置にセットしたほうが、葉っぱのテカリが減り、その特徴である葉っぱの縁の突起の光がよく見えます。
PLフィルターを使えば、葉っぱのテカリを減らせますが、突起の光も減ってしまうのでケースバイケースで。
葉っぱや突起による反射光は、直射日光と同じくらい強い光なので、白トビに注意して露出を決めます。
測光モードはハイライト重点測光がお勧めです。
まずは、肉眼で狙う葉っぱを決めて、後は、ファインダーを覗いきながら、被写体を探します。
なので、往々にして、最初に目星を付けたものとは、別の被写体を狙っていたりします。
葉っぱの突起は暈けたほうが綺麗なので、葉っぱの先端方向から狙うと、面白い造形が得られます。
突起は葉っぱの両縁についているので、口が開いた∨字型の造形になりやすい。
片方をフレームアウトさせるか、別の葉っぱの影になるような物を選んで、片側だけで造形するとより抽象度を上げられます。
この作品は、フレームアウトさせて撮りました。


2022年10月22日土曜日

2022年10月22日~Oct 22, 2022

 


- 秋桜の日 -

TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO on monopod
Shutter Speed = 1/640 sec, ISO = 640, AE = 1.00, 
Color temperature = 4000K

今朝はくもり空のスタートに。
花を美しく撮るのには、実はくもっている日のほうが適しています。
それは、カメラは人の目に比べてダイナミックレンジが狭いのが理由です。
人の目では、明るいところも暗いところも見えているのですが、カメラは、明るいところが見える(写る)ようにすると暗いところが黒く潰れて写りません。
逆に、暗いところが見えるようにすると、明るいところが白く飛んで写らなくなります。
これは、ダイナミックレンジが狭いことによって起きる現象です。
曇りの日は、太陽の日差しが雲に遮られ直接届かなくなり、相対的に地面や周りの建物等から反射してくる光の比率が増えるため、花にできる影が薄くなります。
明るいところ、暗いところ、の差が小さくなり、ダイナミックレンジが狭くても、両方が写るようになります。
以上が、曇りの日が花撮りに適している理由です。
これから綺麗になる紅葉も、写真を撮るのなら曇のほうが発色が良くなります。
目で見るのには晴れていたほうがいいのですが。。。

さて、花を撮るときは、まずきれいな、つまり、虫食いとか傷がなく、色の鮮やかで、形の良い個体を探します。
それが見つかったら、その花の前後を確認して、前暈けや後暈けに使えるような花がないか探し、暈けと主題の位置関係を考えながら、撮影ポイントを探します。
同時に、光の具合を見ます。
逆光サイドから撮るのが基本。
肉厚な花は、順光サイドでもOKです。

次に、ファインダーを覗いて、まず、背景に明るく白い部分がないことを確認します。
また、曇の日は光が少ないので、シャッタースピードも確認しておきましょう。
最近のカメラは手ブレ補正が強力に効きますが、花はわずかは風でも揺れるので被写体ブレを起こしやすい。
遅くとも1/500秒は確保できるようにISO感度を調整します。

背景に明るく白いものがあれば、アングルを変えるとか、物理的に取り除くことができるものであれば、取り除いてなくします。
最後に、フレーミング、ピントを調整し、シャッターを切れば出来上がり。
被写体ブレや体の前後の動きによってピント位置がずれるので、シャッターは連写で、数枚撮っておくのがポイント。
後から、狙いのポイントにピントが来ているものを選びます。


2022年10月21日金曜日

2022年10月21日~Oct 22, 2022

 


- 天高く -

TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/2000 sec, ISO = 320, AE = 1.00, 
Color temperature = 5200K

今日も秋らしい晴天となりました。
秋の空の青さに、コスモスのピンクが綺麗だったので、少し低いアングルから空を入れてシンプルに画作り。
逆光サイドから狙うと、背景は黒く落ち、空の青さがでません。
順光サイドから狙うと、花の透明な輝きがなくなります。
ということで、斜光サイド、横から日差しを受けるポジションから狙います。
ピントは、特別な意図がない限り、蕊に合わせるのが基本です。
花は風で揺れているので、ピント合わせは苦労しますが、連写で何枚か撮って、ピントが蕊に合っている一枚を選ぶようにすれば、狙いの場所にピントがあった一枚を得ることができます。
ミラーレスは、シャッターを切った瞬間に、ファインダー内にイメージが表示されるので、狙いの場所にピントがあったかどうかすぐわかるので助かります。

Today was another fine autumn day.
The pink of the cosmos was beautiful in the blue of the autumn sky, so I created a simple image with the sky from a slightly lower angle.
If you shoot from the backlit side, the background will be black and the blue of the sky will be lost.
If you shoot from the normal light side, the transparent shine of the flowers will be lost.
Therefore, I aimed from the oblique side, the position where the sun shines from the side.
Unless you have a special intention, you should focus on the stamen.
Because flowers sway in the wind, it is difficult to focus on the stamen, but if you take several shots in rapid succession and select the one where the focus is on the stamen, you will get a shot where the focus is on the desired location.
Mirrorless cameras are helpful because an image is displayed in the viewfinder at the moment the shutter is released, so it is easy to see whether the desired location is in focus or not.


2022年10月20日木曜日

2022年10月20日~Oct 20, 2022

 


- まどろみ -

TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/250 sec, ISO = 200, AE = 1.00, 
Color temperature = 3600K

コスモスは花も綺麗ですが、その茎も魅力的なモチーフです。
2つ並んで咲いている花を探して、奥の方の花の茎にピントをあわせました。
手前の花と茎と主題の茎との位置関係を調整しながら、このポイントを選びました。
手前の茎が影のように写っていること、2つの花びらが重なってより花の暈けが大きく華やかになっていること、がポイントです。
緊張感を和らげるために、縦横比を5:7にクロッピング。
また、主題の茎が中央になるよう調整しました。

Cosmos flowers are beautiful, but their stems are also an attractive motif.
Searching for two flowers blooming side by side, I focused on the stem of the flower in the back.
I chose this point of focus by adjusting the position of the flower and stem in the foreground in relation to the stem of the subject.
The key points are that the stem in the foreground is in shadow and that the two petals overlap to make the flower's vertigo larger and more gorgeous.
To ease the tension, the aspect ratio was cropped to 5:7.
In addition, the stem of the subject was adjusted so that it is centered.


2022年10月19日水曜日

2022年10月19日~Oct 19, 2022

 


- Flapping Wings of an Angel -

TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/1000 sec, ISO = 400, AE = 1.00, 
Color temperature = 3000K

例によって、色温度センサーの変調を利用して画作りしてみました。
ミラーレスはファインダーを覗きながら、色の変化も確認できるので、画作りには便利です。
でも、考えてみれば、この色温度センサーの変調、自然な色を出したい人にとっては不具合以外の何物でもないですね^^;
ちなみに今日のお題はコスモスの花です。

As usual, I used the modulation of the color temperature sensor to create the image.
Mirrorless cameras are convenient for creating images because you can check color changes while looking through the viewfinder.
But if you think about it, this modulation of the color temperature sensor is nothing but a glitch for those who want to produce natural colors;
By the way, today's subject is cosmos flowers.


2022年10月18日火曜日

2022年10月18日〜Oct 18, 2022


 人生初の個展「美は細に宿る」Masa OHASHI写真展の開催まで、後一ヶ月となりました。


期間:2022年11月18日(金)~11月24日(木)

時間:10:00~18:00(最終日は14:00まで)

場所:富士フイルムフォトサロン名古屋(地下鉄伏見駅から歩いて5分くらい)



マクロレンズを通して、小さく不思議な世界を描いてみました。

ご高覧賜れば幸いです。


さて、写真展でよく聞かれる質問は、撮影場所・時間ですが、私の写真の場合は圧倒的に「これは何を撮ったのですか?」という質問が多いです。


ということで、今回の写真展に出展する代表的な作品を紹介しながら、この質問に少しお答えする、その後編です。




〜 Waves 〜


これは、特徴的なチューリップの葉を探し、隣に咲いているチューリップの花越しに撮ったものです。手前側が葉っぱの先端で、奥が根本になりますが、逆光サイドから撮っているので根本は影になって写っていません。チューリップの葉っぱは波打っているのが特徴ですが、ここまで波打っているのは珍しいです。



〜 Goddes 〜


2つ目は、山茶花の葉です。山茶花の葉の縁には、小さな棘がたくさん付いています。この棘がないのが椿で、この棘の有無で山茶花と椿を見分けることができます。山茶花も椿同様、テカテカとした肉厚の葉をしていて、太陽の光をよく反射します。この棘も同様に、強く光を反射し、極彩色の丸ボケを作ります。鏡のように光が反射されるので、アングルによって大きく光度が変化しますし、白トビしやすいので露出に注意が必要です。

この作品は、山茶花の葉を真横から撮り、それを縦構図にまとめたもの。まわりの白い部分は、隣接する葉のテカリによるものです。



〜 Firefly 〜


最後は、なかなか信じていただけませんが、ひまわりの葉です。

ひまわりの葉も、その表面にやや大きめの産毛がたくさん生えていて、これが乱反射を起こし、暈けると発光したような光の雲のように写ります。また、比較的薄いので、光をよく透します。


この作品は、そんなひまわりの葉を、ほぼ真横から狙い、産毛が起こす乱反射の光の雲と、透けてきた緑の光、他の葉が作る影の三者が織りなす形を描像したものです。黄色く蛍のように光っている部分は、おそらくそこだけ強く光が当たっていたものと思われます。


なにぶん、ファインダーを覗きながら被写体を探っているので、肉眼で直接見ていないケースが多く、最終的に何を撮ったのかは、本人も分かっていないのが実情なのです ^^;;


写真展では、マクロレンズで撮影した、そんな不思議な、訳のわからない、エキセントリックな作品ばかり60点ほどを展示する予定です。








2022年10月17日月曜日

2022年10月17日〜Oct 17, 2022

 人生初の個展美は細に宿る」Masa OHASHI写真展の開催まで、後一ヶ月となりました。


期間:2022年11月18日(金)~11月24日(木)

時間:10:00~18:00(最終日は14:00まで)

場所:富士フイルムフォトサロン名古屋(地下鉄伏見駅から歩いて5分くらい)



マクロレンズを通して、小さく不思議な世界を描いてみました。

ご高覧賜れば幸いです。


さて、写真展でよく聞かれる質問は、撮影場所・時間ですが、私の写真の場合は圧倒的に「これは何を撮ったのですか?」という質問が多いです。


ということで、今回の写真展に出展する代表的な作品を紹介しながら、この質問に少しお答えしたいと思います。



~ Planet with a horizon ~


最初の一枚は、案内ハガキにも使った作品です。

これは、ユッカという観葉植物の葉の端を撮ったもので、水平線に見立てたところがユッカの葉で、そこにだけ光があたっていて、それを逆光サイドから狙いました。なので、日があたっているところ以外は黒く沈んでいます。斜めに差し込む光のように写っているのも、ユッカの葉で、雲のように広がっているほうが、ピントがあっている葉より手前にあり、もう一つは奥に位置しています。

もちろん、葉は斜めに生えていますが、水平になるようにカメラを傾けて撮った一枚です。

ユッカの写真はこちら。




サボテンから醸造するテキーラの原料であるリュウゼツランの近縁種だそうです。サボテンなので乾燥に強いらしく、鉢植えや庭先などでよく見かけます。

全体に茶褐色の色をしていますが、葉、とくに若い葉の表面には細かい毛が生えているようで、これが光を乱反射して、暈けると発光しているように写ります。



~ Super Sonic ~


これもユッカの葉を捉えた一枚。日があたった葉を、先っぽの方から狙って撮りました。

手前(右下)が先端方向で、葉の先っぽはフレームの外にあります。ピントは葉の根元側、ちょうど日差しと影の境目あたりに合わせました。淡く光って見えるところが産毛によるものです。


なんでこんな葉っぱだけの植物を撮り始めたのか?

今となってははっきり覚えていませんが、多分、こうだったんだと思います。


マクロ撮影の多くは、180mmマクロレンズに、31mmの中間リングを入れて行っています。Exif情報に中間リング有無の情報が残らないので、入れたかどうかは記憶だけが頼りですが、上記の2枚の作品も中間リングを入れての撮影のはずです。

中間リングを入れた場合、レンズの最短撮影距離で撮影すると、22mm✕15mmくらいの空間を切り取ることになります。肉眼でこの小さな空間を直接イメージすることは難しく、いつもファインダーを覗きながら、被写体を探し、フレーミングやピント位置を調整、イメージ創りをしています。

なので、「とりあえず覗いてみる」精神で、何にでもカメラを向けているうちに、たまたま見つけた、ということだったと思います。



2022年10月16日日曜日

2022年10月16日~Oct 16, 2022

 


- In your sleeping  -

TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO on monopod
Shutter Speed = 1/500 sec, ISO = 100, AE = 1.00, 
Color temperature = 4950K

今日は江口先生の撮影会に、半ば呼び出される形で撮影会に参加してきました。
場所は岐阜にあるローズガーデン。
改めて薔薇の難しさを感じた一日になりました。
薔薇は花の女王とも呼ばれる美しい花です。
ただ、その美しさ(=美味しさ)ゆえに、虫に襲われやすい。
整備されたガーデンですが、きれいな個体を見つけるのは苦労します。
きれいな個体があったとしても、そのまま撮るのでは花に撮らされている感満載。
光の具合、前暈け、背景等、イメージされる薔薇の美しさを表現できる条件を探していくと、なかなか見つかりません。
だからこそ、また、撮りに行きたくなるのでしょうね。
さて、この一枚、少しは自分なりの薔薇を表現できたかな?

Today, I was partially called out to participate in a photo session by Ms. Eguchi.
The place was the Rose Garden in Gifu.
It was a day when I once again felt the difficulty of photographing roses.
Roses are beautiful flowers, also known as the queen of flowers.
However, because of their beauty (=taste), they are easily attacked by insects.
Although the garden is well maintained, it is difficult to find beautiful individuals.
Even if you find a beautiful individual, if you take a picture of it as it is, you will feel like you are being forced to take a picture of it by the flower.
It is difficult to find the right conditions to express the beauty of the rose in the image, such as the condition of the light, the front vertigo, the background, and so on.
I guess that is why I want to go back to take pictures.
Now, I wonder if I was able to express the rose in my own way a little in this one shot.


2022年10月15日土曜日

2022年10月15日~Oct 15, 2022

 


- Tropical World -

TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/400 sec, ISO = 1600, AE = 1.00, 
Color temperature = 5200K

金木犀の甘い香りが漂ってきました。
この花もそろそろおしまい。
チューリップの球根を植えるための場所を確保するため、ガーベラには退場願わねばなりません。
この花、肉厚な花びらを持っているため、逆光サイドから撮っても色がでません。
日陰に咲いている花を選び、柔らかい光で撮ってみました。
日陰+露出をプラス補正しているので、ISO感度は1600まで上げました。
これ以上感度を上げると、マクロではノイズが目立ってしまうため、ギリギリの選択となりました。

The sweet fragrance of the golden osmanthus is in the air.
This flower is almost finished.
I have to ask the gerberas to leave to make room for the tulip bulbs.
This flower has thick petals, so the color does not come out when photographed from the backlit side.
I chose a flower blooming in the shade and photographed it in soft light.
I raised the ISO sensitivity to 1600 because of the shade + positive exposure compensation.
This was a last-minute choice, as any higher sensitivity would have resulted in noticeable noise in macro shots.


2022年10月14日金曜日

2022年10月14日~Oct 14, 2022

 


- Moon Light -

TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/1250 sec, ISO = 200, AE = 1.00, 
Color temperature = 5450K

トリミングすると画素数が減ります。
A4サイズくらいでプリントすることを考えると、面積比で半分くらいまでトリミングしても、今のデジタルカメラなら十分な画素数を確保できることを昨日書きました。

さらに、技術はどんどん進歩していて、今流行りのAIを使って、画質の劣化を大幅に抑えた上で、画素数を増やすことができるようになりました。
オリジナルの画像と、画素数を減らした(=圧縮した)画像の両方をAIに学習させ、圧縮した画像から、オリジナルの画像を復元する技術のようです。
この技術を使えば、半分にトリミングした後でも、大判(例えば、A3)にプリントできるだけの画質を維持した画像ができる、ということです。

トリミングは画質を劣化させる、は、もはや昔話。
どんどんトリミングしましょう!

今日のお題は、赤紫色のコスモスです。
強い日差しに、逆光サイドから撮ったら、夜間のライトアップのような画が得られました。


2022年10月13日木曜日

2022年10月13日~Oct 13, 2022

 


- With a sorrow heart -

TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO on monopod
Shutter Speed = 1/800 sec, ISO = 320, AE = 1.00, 
Color temperature = 4200K

オリジナルの画像(フィルム)サイズから小さく切り取ることを、トリミングまたはクロッピングといいます。
余分なところを切り取ることで、構図を調整することができます。
フィルムの時代、このトリミングをしていないことを誇示するために、わざわざフィルムの穴や波打ったフィルムの切端ごと、印画する写真家もいました。
それだけ構図を考えて写真を撮りなさい、ということだったんでしょう。
一球入魂ならぬ一写入魂という言葉があるくらい。

フィルムやデジタルカメラの初期の頃は、画質(画素数)が十分でなく、トリミングすると有効画素数が減って画質が落ちるという問題があったので、トリミングはできればしないほうが良かった。
でも、今は、高画素の時代。
普通のデジカメでも2400万画素くらいあります。
A4サイズにプリントするとしても、900万画素くらいあれば十分綺麗に印刷できますから、面積比で半分くらい、つまり、横構図で撮った写真を縦構図に変えることができるくらい、今のデジカメは高画素なのです。

構図に悩んであれこれ考えているうちに、シャッターチャンスを逃すより、とりあえずシャッターを切って、後から、ゆっくり構図を考えながらトリミングしたほうがいいに決まってます。
また、トリミング時に悩むことで、より良い構図、フレーミングがわかってくるというメリットもあります。
次第に、自分のフレーミングが身についてきて、フレーミングの精度が上がって(あまりトリミングしなくてもよくなって)きます。

マクロもそうですが、多くの場合、被写体は動いています。
フィルムの時代は、被写体の動きを予測してシャッターを切れ、と言ったものですが、今は、少し大きめに撮って、後からトリミングで調整するほうが理に適っていると言えるでしょう。

この作品も風の影響で少し左に寄ってしまったので、右をトリミングしています。
トリミングと言うと昔気質の人に白い目で見られるので、クロッピングと言う人もいますが、同じことです。
高画素の時代、どんどんトリミングしましょう。


2022年10月12日水曜日

2022年10月12日~Oct 12, 2022

 


- Red Wave Splash -

TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/640 sec, ISO = 800, AE = -1.00, 
Color temperature = 4000K

コスモスも少し飽きたので、いつもの観葉植物に挑戦。
カメラを向け、最初にファインダーに飛び込んでくるイメージを大切にし、最初の印象を最も強く表現できるフレーミング、ピント位置を調整していきます。
このイメージでは、波頭のような形と、緑の背景の印象を膨らませてみました。

I was a little bored with cosmos, so I tried my usual houseplants.
Pointing the camera, I take care of the first image that pops into the viewfinder and adjust the framing and focus position that will give the strongest initial impression.
In this image, I tried to expand the impression of the wave-head-like shape and the green background.


2022年10月11日火曜日

2022年10月11日~Oct 11, 2022


- Auntumn Sky -

TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/2500 sec, ISO = 160, AE = 1.00, 
Color temperature = 4900K

背景は松の木です。
松の木の細長い葉が作り出す暈けが、面白い形をしていたので、それを活かして一枚撮ってみました。
松の木は高い位置にあるので、下からのアングルになりました。

The background is a pine tree.
The vertigo created by the long, thin leaves of the pine tree had an interesting shape, so I took advantage of it to take this shot.
The pine tree is high, so I took the angle from below.


 

2022年10月10日月曜日

2022年10月10日~Oct 10, 2022

 


- Space Colony -

TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/1600 sec, ISO = 800, AE = -1.00, 
Color temperature = 3950K

薄曇りの光で、コスモスを真横から撮ってみました。
宇宙空間に浮かぶスペースコロニーみたく、ぼぅ~と光って写りました。
コントラストの弱い光の中で、露出をマイナス補正にすると、明るい色がより目立って、光っているかのように写ることがあります。
RAW現像時にコントラストを強めています。

I took this photo of the cosmos from right beside it in the overcast light.
The cosmos appeared to glow like a space colony floating in outer space.
In low-contrast light, negative exposure compensation can make the bright colors stand out more and make the image appear as if it is glowing.
The contrast was increased during RAW development.


2022年10月9日日曜日

2022年10月9日~Oct 9, 2022

 


- Yellow Waves -

TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/640 sec, ISO = 200, AE = 1.00, 
Color temperature = 4200K

黄色に黒も組み合わせの良い色です。
黄色は明るい色なので、露出はプラス補正で撮影、RAW現像でコントラストを上げて黒を引き出します。
黄色を強調するため、色温度は低めに調整しました。

Yellow and black are also good color combinations.
Yellow is a bright color, so the exposure is shot with positive compensation and RAW development is used to increase contrast and bring out the black.
To emphasize the yellow, the color temperature was adjusted low.


2022年10月8日土曜日

2022年10月8日~Oct 8, 2022

 


- mysterious light -

TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/1250 sec, ISO = 400, AE = -1.00, 
Color temperature = 2900K

しばらくぶりに日差しが出ていたので、中間リングを入れて撮影に望みました。
コスモスの花を逆光サイドから撮ったときに、妖しげに光って見えるのが好きです。
露出をマイナス補正で撮ると、カメラの色センサーが狂って、極端に色温度が下がることにより色が変化し、より妖しさを強調します。
その瞬間を狙って、画作りしました。

The sun was shining for the first time in a while, so I wanted to shoot with an intermediate ring.
I like to shoot cosmos flowers from the backlit side to see the bewitching glow.
When you shoot with a negative exposure compensation, the camera's color sensor goes haywire and the color temperature drops to an extreme level, changing the color and emphasizing the bewitching effect more.
I created the image to capture that moment.


2022年10月7日金曜日

2022年10月7日~Oct 7, 2022

 


- Cold Fall Rain -

TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO on monopod
Shutter Speed = 1/640 sec, ISO = 640, AE = +/-0, 
Color temperature = 4650K

今日は、朝から冷たい雨が降る一日になりました。
小止みになったのを見計らって、簡易防水具を付けて庭へ。
雨の粒がいいアクセントになりました。
これは多重露光ではなく、手前に花をおいて前暈けとしたものです。

Today was a day of cold rain from this morning.
When it stopped raining lightly, I put on a simple waterproofing device and went into the garden.
The raindrop added a nice accent.
This is not a multiple exposure, and the flowers were placed in the foreground to create a front vertigo effect.


2022年10月6日木曜日

2022年10月6日~Oct 6, 2022

 


- まどろみ -

TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO on monopod
Shutter Speed = 1/500 sec, ISO = 400, AE = -1.00, 
Color temperature = 3350K

多重露光を使うと、ソフトフォーカス効果もできます。
ベースとなるイメージをそのまま暈かして、重ねるイメージを撮ります。
この時、フレーミングをあまり変えないのと、ピントがあっている部分がないようにピントをずらすことがポイントです。
ピントが合っている部分が残っていると、多重露光したときにそこが目立ってしまい、主役を食ってしまうことになります。
また、暈けの大きさでソフト感も変わってきます。
オフラインで合成する場合は、暈け量の異なるイメージを複数撮っておいて、自分のイメージに一番合うものを選ぶのも賢いやり方です。

Multiple exposures can also be used to create a soft focus effect.
Take an image that is layered on top of the base image, leaving the base image as it is.
The key points are not to change the framing too much and to shift the focus so that no part of the image is in focus.
If there are still in-focus areas, they will stand out in the multiple exposures and compete with the main subject.
The size of the vertigo will also affect the softness of the image.
When compositing offline, it is wise to take several images with different amounts of vertigo and choose the one that best fits your image.


2022年10月5日水曜日

2022年10月5日~Oct 5, 2022

 


- 小春日和 -

TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO on monopod
Shutter Speed = 1/500 sec, ISO = 400, AE = 1.00, 
Color temperature = 4150K

つぶらな瞳がキュートなセセリチョウです。
今、盛んにコスモスや、まだ頑張っているガーベラの花々の間を飛び回っています。
蝶とか昆虫の類は表情がないので、どうしても昆虫図鑑の写真になりがち。
主役に表情がない分、背景や脇役で表情を補ってやる必要があります。
そこで便利なテクニックが多重露光です。
複数枚の写真を1枚に重ねて撮影する方法です。
まず、主役となるセセリチョウの写真を撮っておいて、それに重ねるように次の写真を撮ります。
この写真ではコスモスの花を前暈けにして重ねました。
カメラによっては、2枚目以降の重なり具合をモニターで確認しながら、多重露光できるようです。
残念ながら、私のカメラには多重露光機能そのものがないので、オフラインで重ねています。
重なり具合を目で確認しながら撮ることはできないので、頭の中で合成しながら撮ることになりますが、オフラインでゆっくり合成できるので、自由度は高くなります。

These are cute little wagtail butterflies with dull eyes.
It is now actively flying among the cosmos and the gerbera flowers that are still doing their best.
Butterflies and other insects lack expression, so they tend to look like pictures from an insect book.
Because the main subject lacks expression, it is necessary to compensate for the lack of expression by using a background or supporting characters.
This is where multiple exposure comes in handy.
This is a method of taking multiple photos superimposed on a single photo.
First, take a picture of the main subject, the wagtail, and then take the next picture on top of it.
In this photo, the cosmos flowers are superimposed in the foreground.
Some cameras seem to allow multiple exposures while checking the overlap of the second and subsequent photos on the monitor.
Unfortunately, my camera does not have the multiple exposure function itself, so I layered the images offline.
Since I cannot take pictures while checking the overlap with my eyes, I have to take pictures while compositing in my mind, but since I can compose slowly offline, I have more freedom.


2022年10月4日火曜日

2022年10月4日~Oct 4, 2022

 


- Autumn Sunshine -

TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/800 sec, ISO = 640, AE = 1.00, 
Color temperature = 4100K

コスモスの花を、その葉っぱ越しに。
柔らかさを表現するために露出はプラスに補正しました。
今日を堺に、漸く本格的な秋がやってくるようです。

Cosmos flower through its leaves.
I corrected the exposure to a positive value to express softness.
It seems that autumn will finally arrive in earnest after today.


2022年10月3日月曜日

2022年10月3日~Oct 3, 2022

 


- soft autumn wind -

TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/800 sec, ISO = 640, AE = 1.00, 
Color temperature = 4100K

コスモスの花びらのスマートな姿を使って一枚。
前後の花びらを暈すことで、花びらのシャープさを強調してみました。
今週後半は寒気が南下して、漸く秋らしくなりそうです。

One shot using the smart appearance of the cosmos petals.
By dazing the front and back petals, I emphasized the sharpness of the petals.
It looks like it will finally start to look like fall later this week as the cold air moves south.


2022年10月2日日曜日

2022年10月2日~Oct 2, 2022


- Blue Night Sky -

TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/1600 sec, ISO = 200, AE = -1.00, 
Color temperature = 5450K

彼岸を過ぎても夏日が続くせいか、アサガオがまだ咲きます。
そろそろ次があるので、絶やさないといけません。
隣では、ガーベラとコスモスが咲いています。
季節感、ないなぁ~
青色は、露出をマイナス補正で撮ると、深く味わいのある色に、プラス補正で撮ると、澄んだ青空のような鮮やかな色になります。
何を表現するかで選べばいいですが、私は、マイナス補正した時の青色のほうが好みです。

Morning glories are still blooming, perhaps because of the summer days that continue even after the equinoxes have passed.
It is almost time for the next one, so we have to keep them going.
Next to them, gerberas and cosmos are blooming.
It doesn't feel like the season...
Blue color can be deep and tasteful when taken with a negative exposure compensation, or bright and clear like a clear blue sky when taken with a positive exposure compensation.
You can choose according to what you want to express, but I prefer the blue color with negative exposure compensation.


 

2022年10月1日土曜日

2022年10月1日~Oct 1, 2022

 


- Autumn Flames -

TAMRON SP 180mm F/3.5 MACRO using 31mm Extension Tube on monopod
Shutter Speed = 1/1000 sec, ISO = 200, AE = 1.00, 
Color temperature = 5450K

強い日差しを受けて、輝くコスモスの花を逆光サイドから一枚。
逆光サイドから狙うと、明るいものがなければ、背景は黒くなります。
肉眼に比べ、カメラのほうがダイナミックレンジが狭いため、肉眼では見えるところもカメラでは暗く(=黒く)なり、写りません。
暗いところも写るように、露出をプラス補正すると、明るいところが白トビして潰れてしまいます。
この一枚は、ダイナミックレンジの狭さを逆手にとって、背景を単純化し、輝きを強調する表現になっています。

This is a shot of a cosmos flower shining in the strong sunlight from the backlit side.
When shooting from the backlit side, the background will be black unless there is something bright in the background.
Because the dynamic range of a camera is narrower than that of the naked eye, areas visible to the naked eye will be darkened (i.e., blackened) by the camera and will not be captured.
If the exposure is corrected to capture the dark areas, the bright areas will be blurred and whitewashed.
In this shot, the narrow dynamic range is taken advantage of to simplify the background and emphasize the brightness.


2024年12月21日~Dec 21, 2024

- Imagine - 今日は朝から雲がちな天気。 日差しのない寒い日になりました。 こういうときはシャボン玉で遊ぶに限ります。 いつもは透明や色のついたグラスにシャボンの泡を作るのですが、試しに黒のプラスチック容器に作ることにしました。 周りが黒くなることで背景のコントラストが...